多摩川に通じた鶴見川をいつものように散歩していましたら、道端に
春一番の”つくし”を見つけました。
昔は土手で周りは田んぼだったところに、所せましと、
”つくし”が自然界の揺らぎの中、何千年も前からここは、自分たちの縄張り
だよと、コンクリートの少しのハザマから芽をだし毎年芽を出している
姿に心が熱くなりました。
人間が作ったものには、自然を踏んずけ柵をつけ、規制がありますが、
自然界は川や山、海岸線の中に永遠と生き続けているんですね。
先日多摩川で亡くなった上村遼太君の明るく微笑んでいる写真が”つくし”と
重なり、涙が出ました。
冷たい川に投げ込まれ殴られ殺され、どんなに苦しかったことかと。
春になったら毎年つくしをこの土手で見る度、太陽に向かって頭を持ち上げている、
宇宙に飛び立った上村君ですが、また来年の春”つくし”と一緒に帰って来て
くださいね。