縄文祭り、三次が開催されるところは、倉田百三が育った所です。フェースブックのお友達から教えて頂きました。
倉田百三について興味深い内容が出てまいりました。
その時代は旧制高校という時代があり、学生も教授も同じ自由思想の下で、
人生の哲学を語り、また英語も堪能に語り、ウィルス研究所などがあり
ました。
その旧制高校に入学した学生が必ず読む本として伝えられた３冊の本が
あり、三種の神器とも呼ばれた。
その三冊とは、西田幾多郎の「善の研究」阿部次郎の「三太郎の日記」
と倉田百三の「出家とその弟子」であった。
人間として行くべき基本的倫理観、実存哲学、死生観を実感を持って学ぶ
事の出来る大変優れた日本的名著である。
しかしこのような優れた日本的名著が生まれる背景に、強い不安、うつの
体験があった。
倉田百三は姉２人母親が病死したりで、彼自身も２２歳の時に結核のなり、
体が強くなかったようで、民間療法なども探しながら、自分で治すことの
病気と向き合いながら、不安、恐怖が小説の中で昇華されながら、不安の力
によって完成させた小説があります。
これ以降以前に増して強健な百三が出現するようになります。
不安を真に克服した後の健康は強さでありました。
昔は菌の病で早死にしていたようですが、今は抗生物質のお蔭で、一番多か
った死因の原因がなくなりましたが、長生きするようになっても昔と変わら
いのは、恐怖や不安と文明がもたらす精神の病の解決には、至っていません。
危険地帯といわれるところに行く時にボランティアで食べるものを渡しに行
くときには、いつもなら怖いのに、その日はみんなやさしいし、助け合って
います。お互い助け合うしかないから心豊かになります。
縄文に心を寄せて集まり、、健康と平和を縄文祭りのスローガンにしました。
