Jose's FANTASY SPORTS!

アメリカンフットボールを中心にスポーツ好きで、カントリーギター好きのJoseによる雑記帳です。

これをラックに置こうなぁ

2021年05月30日 22時20分22秒 | 音楽
[ 最近の出来事 ]
購入しました。

アルバム『Markology』。

スポーツの世界でも、ユーティリティ・プレイヤーっていう人たち、いますよね。

ちょうど現在、投手と野手とでMLBの世界で活躍する選手がいますし、
サッカーでは、昔から、1試合でFW、MF、DFのフィールドプレイヤー3種類全部やったコクとか、GK以外、どこでも高いレベルでPayできた、ユ・サンチョルとか...。
スペインサッカー好きとしては、本職はMFながら、代表の1トップをはった事もあるし、バルサではSBもこなしたルイス・エンリケとか。

音楽の世界では、複数の楽器をこなす人はかなり多くて、レベルを問わずで言えば、プロのミュージシャンなら、他の楽器のひとつやふたつ、大抵の人が弾く事ができるように思います。

カントリーやブルーグラスの世界では、その傾向が顕著で、ほとんどのミュージシャンが複数の楽器を実にうまい事弾きこなします。

ドック・ワトソンは、ギターでもフラットピッキングとフィンガーピッキングをどちらもこなしますが、オールドスタイルのバンジョーも達者で、ハーモニカもよく吹いてました。
アルバート・リーは、マンドリンでも他のミュージシャンのレコーディングに参加したり、有名なとこではピアノ曲もあります。

ブルーグラスの人になると、もう大抵の人は、マンドリン、バンジョー、フィドル、どれかひとつ位はプロレベルで弾きこなします。

それだけ多くいるユーティリティな演奏者の中でも傑出しているのが、マーク・オコーナー。
マルチな楽器演奏者というだけでなく、それらのどれもが世界トップクラスなのが凄い。

フィドルでの実績は、もはや言うまでも無し。


13歳でコンテスト優勝。
その後も全米チャンピオンに輝く事4度。

という受賞歴を考えなくても、一時期、特にヴァッサー・クレメンツ亡き後のブルーグラス・フィドルと言えば、あのセッションも、このステージも、大抵彼が弾いてる印象で、一強とも思える時代が続きました。

さらに、なんでもマンドリンでもコンテストの優勝歴があるとか。

そして、ギター。

こちらも、全米でのコンテストで優勝経験があります。

当然実際、相当な腕前です。
そして、普通にギターアルバムを出してます。

それが、このアルバム『Markology』。
ここではフィドルは入れずに、完全にギターで勝負してます。

聴いてみての印象は...
・とにかく、ギターという楽器を自由自在に操って表現している感が凄い
・ギターを主戦にやってる人と、発想がちょっと違う感じがする
です。

ギタリストって、やっぱり主にスケールとコードを原資に発想していく感じになるんだと思うのですが、フレットの無いフィドルでの経験が深いせいか、自由にスっとぶ部分への“入り”タイミングとか、シームレスな感じ。
崩した演奏の崩し方も、他のギタリストと考えてる世界観がちょっと異なる感じがするし。

トラディショナルな曲やポップスカバーなんかも入った収録曲のバランスも良くて、聴きやすい点も魅力。

これはほんとに買って良かった。

そして、このアルバムを買った理由のひとつが...

先月の、アルバム『MarkologyII』発売。


長い事、フィドルで活躍し続けてからの、久しぶりのギターアルバム続編。
という事で、その予習って事で買った訳です。

こちらは来週あたり届くかな。
楽しみにしてます。

BGM♪ Gallopin' Guitar / Mark O'Connor and Chet Atkins
チェットとの共演ステージ。
譜割が一定で無い辺りが、カントリーやブルーグラスのギター専一に近い人とは随分異なる感じですね。
コメント (2)
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