近畿旅客鉄道 佐倉線

明日の鉄道員を夢見る男の物語

脇見運転の危険性~鉄道運転士に告ぐ…

2012年09月01日 | 1番線:「日々の記憶」

少し前の話ですが鉄道運転士が乗務中に携帯電話を操作するという不祥事が続出していた時期がありました.

乗務中に携帯電話を操作する…普通に考えれば危険極まりない行為だと思うはずです。
当然ですがこれを目撃した利用客は間違いなく怯えたり怒りを感じるでしょう。


では一時的に視線を逸らした間に列車はどれだけの距離を移動しているのでしょうか。
走行していた距離を速度別に表すと以下の通りに表せます。
(ここでは約5秒間視線を逸らしていたと仮定します。)

 ・40km/h…約56m
 ・60km/h…約83m
 ・80km/h…約111m
 ・100km/h…約139m
 ・120km/h(快速など)…約167m
 ・130km/h(新快速・特急など)…約181m

如何ですか!?僅か5秒間でも予想以上に列車は走行しているものです。

特に踏切事故などが発生した場合、運転士は一刻も早く危険を察知しなければなりません。
それ故に脇見運転は人命を預かる運転士にとって絶対にあってはならない行為だと言えます。


運転士には「列車を運行する」と「多くの人命を預かる」という2つの任務を同時に行う必要があります。
よって重大事故に直結する可能性の高いこの様な行為はもう2度と起こってはなりません。


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