近畿旅客鉄道 佐倉線

明日の鉄道員を夢見る男の物語

トンネル内での列車火災…

2012年09月15日 | 5番線「気になる○○○…」

皆さんはトンネル内で列車火災に遭遇した場合、どの様な行動をとりますか?
やはり多くの人は「逃げ場がほぼ無い」などという点から焦りを感じるはずです。
また一酸化炭素中毒となる危険性もある点から一刻も早く逃げ出したいと思うはずです。


ではトンネルを走行中に火災が発生した場合、列車はどの様な措置をとるのか。
(ここでは青函トンネルなどの極端に長いトンネルの場合を除いて考えます。)

トンネル内で列車火災が発生した場合、原則として列車はトンネル外まで走行し続けることになっています。
これは走行中の方が停車中よりも列車への炎の回りが遅くするなる事が数々の事故で分った為です。
また最近の車両は難燃加工が施されている為、車両が全焼する可能性はそれ程ありません。


さて電車と気動車の場合、列車火災が生じた場合に特に危険なのは言うまでもなく気動車です。
気動車は電車と異なり床下に大量の軽油を収容出来る燃料タンクを搭載しています。
つまり燃料タンクに炎が引火すれば長時間に渡って車両は燃え続けることになります。
(気動車の燃料タンクは最大で1000~2000ℓの軽油を収容することが出来ます。)


最後にですが列車火災は初期消火で全てが決定すると言っても過言ではありません。
その為には一刻も早く火災に気付く事は勿論、消火器を増設したりなどの対策が求められます。


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