さて皆さんは特急車両のグリーン車と言われると何列式の物を想像しますか?
恐らく多くの人は言うまでもなく「3列式が常識」だと答えるはずです。
そうです。特急車両のグリーン車は、JR北海道やJR西日本を見れば分かる様に3列式が原則となりつつあります。
つまり4列式は振り子式車両である事など特別な理由が無い限り、まずあり得ないと考えて良いです。
(振り子式車両でも283系の様に前後で座席配置を逆転させれば3列式にする事も出来ます。)
当然ですが4列式よりも3列式の方が快適性が高い事は言うまでもありません。
4列式の場合、ほぼ間違いなく座席幅や肘掛の大きさは普通車とほぼ同じとなります。
故に内装や座り心地を除けば普通車はほぼ大差がない状態となってしまいます。
ちなみにJR東日本で3列式のグリーン車を採用しているのは651系と251系のみです。
つまり真面なグリーン車を連結している列車は「スーパービュー踊り子」などの極々一部だけです。
(それ以外の列車には後述の様なグリーン車が連結されています。)
これは英語版の成田エクスプレスの公式サイトで紹介されている座席の様子です。
(左側画像がグリーン車用の座席、右側画像が普通車用の座席です。)
もうこの1枚を見ただけでJR東日本はグリーン車に対して碌に力を入れていない様子が理解出来るはずです。
普通車用の座席を本革張りにしたり床に絨毯を敷けばグリーン車として誤魔化せるとでも思っているのでしょうか…。
(これはE657系、E351系、255系[特に255系]にも当てはまります。)
グリーン車は高額な料金を支払うからには普通車以上のサービスを提供する事が絶対条件です。
つまり座席を大型化することは勿論、快適な車内を創造することは当然であると言えます。
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