突然ですが皆さんにとって「鉄道における最大の転換点」は何ですか?
私が思う「鉄道における最大の転換点」は「石油の枯渇」だと思います。
今回はこれを中心とした話題です。
数多く存在する化石燃料の中でも石油は数十年以内に枯渇すると推定されています。
よって石油を燃料として使用する交通機関は何らかの代替燃料を用意する必要が出てきます。
特に鉄道は自動車や航空機以上に代替燃料の確保が早急な課題であると言えます。
軽油を燃料とする気動車は石油が枯渇すると同時に運行が不可能となります。
仮にバイオ燃料を使用した場合でも列車の運行本数が大幅に削減されること確実です。
よって「石油の枯渇」が「路線自体の廃止」に直結する可能性も十分に考えられます。
では電車を使用する路線は大丈夫なのかと言われるとそうでもありません。
これらの路線でも可能な範囲内で間引き運転を行う必要が出てきます。
電車で使用される電力の大部分は火力発電と原子力発電によって供給されています。
火力発電で使用される燃料は主に天然ガスと石炭ですが石油も僅かに使用されています。
つまり石油が枯渇すると火力発電による発電量は必然的に減少してしまいます。
よって鉄道会社は電力需要に応じて間引き運転を行うことを強いられます。
最後にですが鉄道会社は今後、出来るだけ軽油の使用量を削減する必要が出てきます。
その為には非電化路線の電化やバッテリー電車の早期実用化が求められると言えます。
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