今日、私は姫路駅付近である塗装の車両を見かけました。
それは車体全体が黄色で塗装されている113系電車です。
どう考えても「いい加減でやる気が無い」としか思えない塗装です。
しかしなぜこんな単色塗装の車両が登場したのか?
その答えはある日の新聞の地域欄の部分に書かれていました。
ここではその記事の一部分を紹介します。
「西日本旅客鉄道(株)は現在、在籍する約1800両の国鉄車両を地域ごとに統一した単色デザインの塗装に変更することを決定した。
いわゆる経費節約の「ケチケチ作戦」であり年間2000万円近くの節約効果が見込める。
単色化することで作業の手間が大幅に簡略化され、人件費と塗料代が節約出来る。
なお特急車両とラッピング車両は今回の塗り替えの対象外とする。」
ちなみにステンレス車両(125系やキハ126系など)も今回の対象から除外されました。
(これはステンレスには塗装しなくても錆が発生しないという特性がある点が関係しています。)
これによって地域別に塗り分けられる色は以下の通りです。
電車に施される塗装色
・青色(北陸地域)…現行の北陸塗装の青色部分から
・茜色(七尾線)…輪島塗のイメージから
・抹茶色(京都地域)…抹茶や木の葉などの「和」をイメージする色から
・青緑色(和歌山地域)…太平洋のイメージから
・黄色(中国地域)…瀬戸内海に反射する太陽光の色から
気道車に施される塗装色
・朱色…かつての国鉄塗装であった「首都圏色」から
私の意見としては茜色と黄色はまだ比較的、まとも方だと思います。
しかし青色と抹茶色は何か不気味な感じが漂っているように映ります。
また親しまれた塗装が消える事はかえって地域性を損なわせる原因になるはずです。
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