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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

メガネ

2011-01-13 10:42:21 | 日記
 中学1年までは視力2.0だった。よく見えるのがあたり前、と思っていた。ところが中学2年から急激に悪化し、医者にもかかったが真面目に言うことを聞かなかったのか医者の指示が良くなかったのかわからないが、近視は定着した。今ではよく見えないのがあたり前、になっている。高校に入ってからは常時メガネをかけている。数年毎に検眼し、次第にレンズが厚くなってきた。ただ、技術も進歩し、薄型レンズや超薄型レンズと呼ばれる製品が世に出たおかげで、双眼鏡のような、遠いところに小さな瞳が見えるメガネをかけずに済んでいる。

 ところが、とんでもないことに、先日初めてレンズの度を落とした。メガネをかけていても視力は0.7あるかないかというところである。それなのに手元の小さい文字を見ると焦点が合わない。最近のプリンターは小さな文字をくっきり印刷する。名刺にしろ会議の資料にしろ、とんでもなく小さな文字が平気で満載だ。が、それが腕を伸ばして遠く離さないと焦点が合わない。いやいや離しすぎると小さすぎて見えない。眼科で相談したらレンズの度を落としたらいかがかと言われた。わかりきった話だが、老眼である。かくして、手元の小さな文字を見るための度を落とした仕事用メガネと一般的な生活用メガネの2種類のメガネを使い分けることになった。面倒くさい話であるが、年を取るとはこういうことか、と受け入れていくしかない。

 メガネを作るにあたって、眼科とメガネ屋さんが隣り合わせになっているところに行った。ここ数年ずっと同じところを利用している。メガネ業界について詳しいことは知らないが、フレームにしろレンズにしろ、おおむね大量生産できる物ではないかと思う。かなり利益率がいい商売なのだろう。フレームを買うとレンズは大幅値下げされ眼科の検診料も戻って来る価格設定になっている。それだけ安売りしているように見せて店員さんの人数は最初に利用した十数年前と大きく変わらない。人件費を大きく切り詰めているようには見えない。利益率が高く、生活に欠かせないもの、をビジネスにして行くというのはなかなか賢い。ただ、そこで働く人にとって環境の良い面白い仕事か、と言うとそうではないかもしれない。店員さんの数は多く、一様に皆若い。百貨店を除くとメガネだけでなくその他多くの種類の販売店の店員さんが、おおむね若い。ある年齢になるとその仕事場で働けなくなってしまう要因があるのだろう。

 高齢化社会である。老眼の進行を経験した方がメガネ屋さんの店頭で接客しているのも悪くない。様々な販売店が若者だけをターゲットにした売り方を考え直すと、そこで働く人の年齢層も自然と厚くなるのではなかろうか。同じ職場で長く働ける工夫をすることも、これからの日本で内需を拡大する工夫をすることも実は同じ方向性を向いているのではないかと思う。それとも、自分が老眼を気にしなければならない年齢になってしまったから思うことなのだろうか。


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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
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