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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

未来年表

2017-05-01 09:00:00 | 日記
 未来を予測することほど面白いものはない。競馬や競輪などの賭け事にしても、スポーツにしても、この先こうなる、と予測した通りに情勢が変化してくれればガッツポーズが出る。この面白い未来予測をコンピュータの力を借りてできるだけ正確に行おうというのが最近のトレンドだ。
 
 例えば自動運転などがいい例だが、周囲の状況を把握し発生しうる近未来のリスクをコンピュータが瞬時に予測する技術が実用化に向けて急速に進化している。簡単に「周囲」と書いたが、動いている主体の速度と周辺で動く物体の速度によって「周囲」の範囲はかなり大きく異なる。100%とは言えないがおおむね相互に関係する広い範囲の認識を可能にするセンサーが小型に安く作れるようになったこと、コンピュータの性能が向上し、予測結果を出すまでの時間が短縮されたことなどが様々な未来予測を可能にするトレンドを生んでいる。
 
 とはいえ現時点での未来予測は技術の粋を集めた天気予報がやっと数日後ぐらいまでとなっており、それ以外は数秒後か、人間の予測と変わらない大雑把な予測にとどまっている。つまり日単位や月単位、さらに年単位となると、未来予測はまだまだ占いに近い状況を脱していない。
 
 社内の研修などのテーマにこの「未来予測」を掲げることがあるが、やはり社会情勢や最新技術のトレンドなどに疎い人たちの未来年表は、なかなか中長期に及ばない。もちろん様々な情勢に精通した人たちが集まっていても5年先10年先20年先の未来を予測することは難しい。賭け事やスポーツのように近未来を予測するのは面白くても、中長期や超長期に渡る未来予測となると、予測するために必要なパラメータが膨大であるために一人の脳の処理能力をはるかに超えてしまうのだろうか、面白さを感じるどころではないようだ。
 
 それでも中長期の未来予測を的確に行って、それに対応した目標を掲げ、その目標に向かって努力した場合とそうでない場合ではその後の結果が大きく異なることは歴史が証明している。わが社と同じ業界の方々が集まる会などに出ると、最近では必ず「オリンピック後は」という言葉が出て来る。2020年が未来予測の大きなターニングポイントになっているわけだ。これは確かに正しい認識だと考えている。が、しかし、その先が続かない。ノストラダムスの予言が流行った頃は2000年より未来のことに頭を働かせる人は数少なかったが、今がまさにそれに近い。わずか3年後の未来については真剣に考えているのに5年後10年後となると、なかなか想像が及んでいない状態だ。
 
 各個人でも所属している組織でもかまわないので、自分や自分たちの周辺で、または世界で自分たちに関係する変化がどのように訪れるか、数年から数10年後ぐらいまでの範囲で未来年表を作ってみるのはどうだろうか。この世界のことがずっと好きになるだろうと思うし、思った通りになったら、ちょっと自慢できるかもしれない。何より、今起きていることにもっと注意深くなるはずで、この効果はかなり大きい。(三)
 

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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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