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ジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

肝油

2017-05-22 08:31:25 | 日記
 「テレビで見た」という話しをしても、もはや多くの人にはピンと来ない時代なのだと実感したその日、テレビで見た特効薬的栄養素を取得する食べ物として持ち出した「肝油」の話題が年寄りにしか通じないことに、相当しみじみとしてしまった。
 ユーチューバー小学生が活躍しているという話しや格安のストリーミング映像配信サービスのコンテンツ比較などのほうが、断然盛り上がってしまうのだった。だがまだそこまでは何とかついて行けたとしてもゲームの登場人物たちの性格やストーリー展開が話題になると、竜宮城から戻って来た浦島太郎のような気分で話しを聞いているしかないのである。こちらはゲームとはかなり離れた生活を送っている。「本を読みなさい」と勧めていた時代が懐かしい。今は「あのゲームやってみるとはまりますよ」と逆に勧められてしまうのだから。

 システム開発や調査に莫大な投資を行うことができる大企業が強かった時代から、インターネットにつながるパソコンの強みを生かすことによって中小企業も同じ土俵に立てる時代が来た、と思ったのもつかの間、今やスマホが登場して組織化された企業でなくても個人が世界と向かい合うことができる。大企業も中小企業も個人も、大国も小国も、先進国も途上国も、ビジネス的見地からすれば、そう大きな差はないところまで来ている。もちろん基礎科学や先端医療の分野ではまだまだ大きな資金力を持つ組織が強い。だが応用分野は幅広い。問題意識と解決アイデアさえ持っていれば、ほぼ世界中の誰とでも相談して未来を描くことができる。その意味合いでは子供だろうが老人だろうが関係ない。ユーチューバーが小学生だったとしても、つぶやき好きな70過ぎの老人が大国の先頭に立って大暴れしていても何の不思議もない。
 
 これだけチャンスをつかみやすい環境が整って来ているにも関わらず積極的にネットを利用して一旗揚げようという人は、そう多くない。なぜなのだろう。おそらく、かなり簡単に利用できるようになって来たとはいえ、ネットに蓄積されている情報を使いこなすにはまだまだ特殊な技術を必要とするからなのだろうと思う。「らくらく」とネーミングされたスマホを売り出しているメーカーもあるが、入口でこれではその向こう側に広がっている知識の宝庫を利用してやろうと考える人がそう多く現れないのもうなずける。
 
 amazonがechoを売り出したのが2014年11月。キーボードから始まったネット世界とのやり取りにマウスやタッチパネルが加わって変革されてきたとは言え、高齢のおじいちゃんやおばあちゃんに使い方を説明するのはちょっと、と思われていた現状を打破し、話しかければ応えてくれるというネットとの新しい接点が生まれた。米国で大ヒットになり追随する製品がgoogleやMicrosoftなどから売り出されている。日本語の対応には少し時間がかかっているようだが、時間の問題でしかない。インターネットを今まで以上にうまく利用して社会を変えて行く人が現れて来るだろう。振り返れば時代を画すると称される時期に差し掛かっているように思う。「肝油」の話題でしみじみしているどころではない変革の時期が。(三)
 

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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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