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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

残り方

2017-05-29 08:30:10 | 日記
 面白いものを作っているうちに「こんなものができちゃった、何かに使えないかな」と考えて、出来たものをニーズに合わせて少しずつカスタマイズしながら商品化して行く方式もあれば、近未来の「こうありたい」生活を思い描き、その生活を実現するために必要なものを段階的に積み上げていく方式もある。
 どちらが良いということでもないと思うが、そもそも「かくあるべし」と狙いを定めたところから商品を作って行く方が「当たり」に近い分、効率的かもしれない。商品や製品を生み出す方式の話しだ。
 他に無いアイデアを生み出すことができるかどうか、ヒット商品(またはサービス)というお宝に到達できるかどうかが企業存続の分かれ道になっている。
 
 もちろんヒットしても一過性、の商品もあるので継続的に存続するためには次々とヒットを出さなければならない。個人で実現するのはなかなか難しいことだ。ヒット商品と言ったが、多くの中小企業の場合、ヒット商品は企業の顔となる人材であることがほとんどだ。良い意味で業界の名物のような人がいるために商売が成り立っているという企業が多い。名医と呼ばれるお医者様の存在が特定の病院に患者を吸い寄せるのと似ている。
 この路線で進むならやはり名物人材の後継者を作り、かつ増やさなければ継続はできない。そうした取り組みとともに名物の存在を広くアピールする活動は不可欠だ。これはモノやサービスのヒットを狙う時とそう大きく変わらない。
 
 今頑張っている企業も従来のモノやサービスや人だけでは少しずつ減速し、やがて停止してしまうだろう。やはり斬新なアイデアを出して変化していかなければならない。つまり新しいモノやサービスや人材を生み出す必要性は全ての企業に共通している。
 ではその必要性に応えるべく、どの企業もアイデア出しに努力しているかというと不思議なことに、そうではないようにも見える。出来るかどうかは別として「やってみる」企業と「やってみようかなと考えている(だけ)」の企業の違いはきっと大きい。これは個人でも同じだ。
 
 面白いアイデアを出す風土を作るためには、出て来たアイデアを面白がる風土を作らなければならないだろう。提案する生活が当たり前になってしまえば必然的に情報の収集力や観察力が求められ、それらの力は自ずと向上する。アイデアを出すための調査や検討の時間を作り出すためにもルーチンワーク化した業務の生産性と品質を向上させて行かなければならない。これも工夫しようとするだろう。これらが好循環となって様々な改善が進み、結果的にヒット商品が生まれることは十分にあり得る。「やってみようかなと考えている(だけ)」の企業には起き得ないことだ。
 さて、振り返ってわが社はどうなのか。ヒットは生まれていないがバットは振り回し始めている。が、風土はまだシベリアの凍土のように固い。あちこちで提案の若葉が芽吹くように面白がって行こう。(三)



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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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