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IMジェイエスピー社員が綴る日替わりブログ

2018年の物語

2018-01-04 09:00:00 | 日記
 ここ横浜では良い天気に恵まれた新年を迎えた。暗く広大な宇宙の中のちっぽけな星。神様ですら探し出すのが難しいぐらい小さな星の住人が太陽の周りを回る周期から決めた1年は周回軌道に印が付いているわけもなく、どこから始まるのか、その住人以外にはさっぱりわからない。それでも星の位置がある場所に至った時、住人たちは無事にその瞬間を迎えられたことを大喜びして「おめでとう」と言い合う。
 
 そのちっぽけな星の上に生命が誕生したこと自体奇跡のようなことだったのだが、星は思いのほか粘り強かった。何度も何度も様々な危機に巡り会いながら生命を守り続けて来た。進化の実験が繰り返された後、愚かなのか賢いのか判断し難い種が文明を築くまで見守り続けた。だがそれら「人」は「暦」を決めると同時に他の生き物を殺し森を壊し海を荒らし、星が守って来た命を根こそぎ終わらせる直前にまで達してしまっている。
 
 「明けましておめでとう」は長く続いた戦争の時代にも、飢饉や病気が蔓延する時代にも意味深いものだったが、今やこの小さな星の全ての住人にとってかなり意味深いものになっている。「人」は「暦」と共に星の上に小さな区画に区切った「国」を作り隣国との間で争いを続けて来た。「豊かさ」を求めて戦いを行う愚かな生物「人」。だが、「豊かさ」は「国」を超える「技術」を生み出した。その「技術」を使って自分たちが何をして来たのか、このまま行くとどうなってしまうのか「人」は理解し始めた。星が守って来てくれたものが、どれだけ大切なものだったのかようやくわかって来た。
 
 2015年秋に生まれた国連の「SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)エスディージーズ」と、その流れを受けて同じ年末に生まれた「パリ協定」は日本では熱を持って報道されなかった。だから今もってそれらがどれだけ大きな決意を示したものか知らない人も多い。「人」が「国」を越えて、この星の未来のために新しい生き方をする決意を示した。乗り越えなければならない問題は多い。だが、誰一人取り残さない。その熱い決意がゴールズ(目標)として掲げられた。
 
 「SDGs」と「パリ協定」が示した「国」を越えた熱意は、消費されてしまう記号のような「豊かさ」より星が守って来た命の「物語」にこそ「豊かさ」があることを「人」に思い出させる流れも生んだ。「物語」が見えて来ない記号には「豊かさ」を感じない「人」も増えている。「物語」を持つモノを大切にし、シェアする流れも急速に広がっている。どんな「物語」の中で生きられるのか、それを大切に考える「人」が増えている。
 
 広がって行く熱意に呼応して私たちの会社も壮大な「物語」の一部を担い、自分たち自身の「物語」を伝えて行く決意でいる。ちっぽけな星の上のちっぽけな会社だが、私は今楽しみで仕方がない。(三)


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株式会社ジェイエスピー
  横浜に拠点を置くソフトウェア開発・システム開発・
  製品開発(monipet)、それに農業も手がけるIT企業
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