石さらいという風物詩

梅雨が来る前に！と天気がいい日を見計らって先日敷布団を天日干しにし、シーツを洗いまくったYYです。

今月の頭はGWでしたが、制限のないGWという事で久しぶりに姉家族も交えて帰省をしてきました。その時のお話です。
いつぞやのブログでも書いた気がするのですが、実家は福島にあります。一番近いお店が道の駅、というような辺鄙な場所にある田舎の集落が私の生まれ育った土地なのですが、その周辺集落では毎年GW中に行われる風物詩があります。

それが「石さらい」というものです。
「いしさらい」とか「せきさらい」とか地元では読んでました。ちょっと調べてみて知ったんですが、この名称ではあまり情報が出てこないんですね…

どういうものかというと、その名の通り石をさらう（土砂・ごみなどを取り除く）行為です。別名称としては溝さらいとか言われるようです。
鉄腕ダッシュなどをみていらっしゃる方はご存じかもしれませんが、丁度GWごろが田植えなどが始まる時期のため、田んぼに水を張る前に水がスムーズに流れていくようにするために石さらいを行います。
これが行われて初めて田んぼに水が入り、田植えが始まります。

そんな風物詩ともいえる恒例行事なんですが、私自体は一切参加したことがありません。
しかしながらちょっとだけ楽しみがある行事でもありました。石さらいの日は掃除の為に農業用用水路の水が止まる日なんです。そうすると何が起こるのかというと、正式名称がわからないのですが、水門があったりする箇所や川が分かれる箇所に水が溜まります。
水が溜まると何があるかというとそこに川魚が複数匹何処にも行けなくなっているのを確認できるのです。それを父に網で捕まえてもらうのです。なんという名前の川魚かは忘れてしまいましたが、結構大きな魚が簡単に捕まるので、おもしろいんです。



今年は上の写真のように父が捕まえてきた魚を放し、甥っ子がつかみ取り、それを捌いたものをBBQ中に焼いて食べました。
捕まえた魚を父に渡すと目の前で捌かれる魚…
これぞ食育というような光景でした。
(YY)

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