レーシング思考

みなさま楽しいGWを過ごされただろうか。私はGW中に一人暮らしをするための新拠点探しをするつもりでいたのだが、なんだか体調がよろしくなく、結局ずるずると過ごしてしまった。GWの収穫といえば、忙しさを理由に放置していた汚部屋の惨状が少し改善したことと、積んでいた映画のBDを数枚消化したことぐらいだろうか。なんとなくパッとしないGWを（また今年も）過ごしてしまった。もったいないような、これはこれでほかの日にはできない贅沢なような、そんな微妙な気分だ。


さて、みなさまは「レーシング思考」という言葉を聞いたことがあるだろうか。先日Webニュース記事を眺めていた際に見つけ、初めて知ったのだが、簡単に言うと「頭の中でいろいろな考えが次から次へと目まぐるしく駆け巡っている状態」のことだ。私も時間がなく焦っているときはよくこの状態となる。この状態のときはいろいろなことを同時並行的に考えるため、場合によっては混乱し、極端に生産性が落ちる。

読んだ記事でもそのようなことが書かれていた。自分の考えが正しいのかどうかにばかり目が行ったり、過去についての後悔や未来への不安についてばかり考えていたりすると、考えなければいけない物事の本質が見えなくなるので、トレーニングをして集中できるようになりましょう、と。


確かにネガティブな要因から起こるレーシング思考は余計な焦りばかりを生み、とても良い影響はない。しかし、一見すると混乱しているだけのようなレーシング思考にも、明るい側面はあるように思う。

私の場合、何も考えずにリラックスをしているとき、ふと気づくとさまざまな考えが頭をよぎることがある。趣味のこと、友人との約束のこと、ご飯のこと、仕事のことなど、とりとめなくぼんやりと考えているのだ。そういうときには良いアイデアが浮かぶことがある。何にも捉われない自由な思考ができ、これまでは考え付かなかった新たなアイデアが浮かぶのだ。これもレーシング思考だと思うが、ポジティブでクリエイティブな結果をもたらしてくれる。

キーとなるのは「リラックスすること」のようだ。煙草を吸ったり、コーヒーを飲んだり、人によってさまざまだろう。自分にとってのリラックスへの入り口を作っておくと、きっと将来の手助けになる。

(つ)

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