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「ダークナイト・ライジング」

 「ダークナイト・ライジング」を見た。
 ずっと楽しみにしていた映画だけに、少しでも早く見たいと思い、公開されて初めての日曜日に見に行ってきた。
 ストーリーはこんな感じ・・。

『ゴッサム・シティを襲撃したジョーカーを倒した後、トゥーフェイスことハービー・デント検事殺害の罪をかぶり、街を離れたブルース・ウェイン(クリスチャン・ベイル)。その8年後、再びゴッサム・シティに戻ってきた彼は、街の破壊をもくろむ新たな強敵ベイン(トム・ハーディ)を前に、バットマンとして対峙する……』



 面白かった。「バットマン・ビギンズ」を見ておいて良かったと思った。だが、期待を越えたとは言えなかった。前作「ダークナイト」に圧倒された私が過剰な期待をしたのかもしれないが、決して前作を越えることはできなかったと思った。
 それは何故かと考えてみたところ、結局のところ、ジョーカーがいないからだと思いついた。ベインも戦慄を覚えるくらい悪の化身ではあったが、ジョーカーの破壊と殺戮を全身全霊で楽しんでいるという心の奥底に浸透してくる恐怖を感じるまでにはなっていなかった(特に最後は慈父のような眼差しをしてしまうし・・)。今更ながら、ジョーカーというキャラクターは映画史上に残る希有なヒールであったと痛感した。
 だが、その残念さを補って余りあるほどの存在感を示したのが、アン・ハサウェイ演じるキャットウーマンだ。


 類い希なる美貌と見事なプロポーション、彼女を見るだけでもこの映画を見る価値があると言っても過言ではないだろう・・。(「アリス・イン・ワンダーランド」の「白の女王」だって。なるほど・・)

 これで、バットマンシリーズ三部作は完結。次は、ロビンが主人公の映画かなあ・・。
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