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愛知13区

 新聞で衆議院選挙の立候補者一覧をぼんやり眺めていたら、「何で?」と思う立候補者を発見した。
 愛知13区で小林興起が立候補しているではないか!!
 小林興起と言えば、かつて杉本彩にキスを迫ったとかどうとかで、フライデーされた経歴の持ち主であり、時々TVで見かけることもあったが、どうにも???な人物であるという印象しかない。そう言えば、河村名古屋市長が「減税日本」とかいう政党を立ち上げたときに、党員の一人として名を連ねていたのも覚えている。だけど、愛知県出身か?それとも愛知県に何かゆかりのある人物か?どうにも違和感を払拭できず、ちょっと調べてみた。

 『現在の東京都練馬区小竹町出身。千代田区立九段中学校、東京都立日比谷高等学校を経て東京大学法学部卒業。大学卒業後の1966年に通商産業省に入省。1973年に政府派遣留学でペンシルベニア大学院修士修了(MBA取得)。
 帰国後は、資源エネルギー庁、通商産業省産業政策局などを歴任。1980年に聖心女子大学非常勤講師に就任。1982年に通産省を退官した』

 愛知県とは何も関係なさそうだ・・。まるで縁の無い土地から出馬する「落下傘候補」と呼ばれる人も少なくない昨今であるから、まあ、これも仕方の無いことだろう。だが、それよりも驚いたのは、彼の政党の渡り歩き方の凄まじさだ。

自由民主党→新党日本→国民新党→無所属→民主党→無所属→減税日本→減税日本・反TPP・脱原発を実現する党

 手当たり次第というか、変わり身が早いというか、選挙の度ごとに自分に有利な政党を選んで鞍替えしているような印象を受ける。さらにはこんな記事もあった。
 
 『減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」(略称・脱原発)は25日、衆院選の東京10区で立候補を予定していた小林興起前衆院議員(68)を愛知13区(安城市など)で擁立する方針を固めた。複数の党幹部が明らかにした。
 小林氏はいったん旧減税日本に離党届を出し、日本維新の会公認で東京10区から出馬する意向だったが、公認は得られず、脱原発に参加した』

 ここまで来ると、唖然とするより慄然とする。ここまでして国会議員になろうとするのだから、どうしても国会議員にならねばならない衝動を抑えきれないのだろう。でも、いったい何をしたいというのだろう??国会議員になるという目的のためなら政党という手段は何でも構わない、とにかく当選さえすれば・・、そんな妄執しか持っていないとしか思えない。今度の選挙の象徴のような人物であるが、こんな奴に国政を付託しようと思う者が果たしてどれだけいるだろう・・。
 
 私にとって、愛知13区は注目の選挙区の一つとなった。
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