琴欧洲の引退

　琴欧洲が引退した。


　琴欧洲の醸し出す、どこか頼りなくて応援したくなる雰囲気が好きで、このブログでも何度か記事にしてきたが、大関陥落後２場所で引退することになった。今場所は中日に彼の相撲を見たが、あっけなく敗れ、気力・体力が限界に達していることは見て取れた。その時は、もう一踏ん張りしてもらいたいという気持ちともうやめた方がいいなという気持ちが半々であった。しかし、引退表明の一報を耳にしたときは、潔い身の処し方だと、胸が熱くなった。日本国籍を取得していて、今後は相撲界に残って後進の指導にあたるそうだから、是非とも立派な力士を育ててもらいたいと願っている。


　琴欧洲のブログを覗いてみたが、さすがに引退については書いてなく、場所前の意気込みがひらがなで綴られていただけだった。が、プロフィールのページを開いてみたら、以下の記述があって、面白かったのでコピペしてきた。

・生年月日・出生地⇒昭和58年2月19日・ブルガリア
・本名⇒カロヤン・ステファノフ・マハリャノフ　四股名⇒琴欧洲勝紀　血液型⇒O型
・身長⇒202cm　体重⇒152kg　視力⇒右1.5左1.5　靴のサイズ⇒31cm
・握力⇒右120kg　肺活量⇒6000cc以上で判定不能
・兄弟姉妹⇒兄1人　小さい頃どんな子？⇒お母さんによく怒られる子
・ニックネーム⇒カロヤン　お国自慢⇒お国は…ブルガリア　自慢…ヨーグルト
・普段の起床時間と就寝時間⇒起床7時／就寝23時30分　朝起きて、まずすること⇒すぐに稽古する　趣味⇒ゴルフ、映画鑑賞、水泳　今一番欲しい物⇒どこでもドア
・好きな色⇒青　好きな食べ物⇒ラーメン　好きな飲み物⇒お水　好きな街・スポット⇒北海道、沖縄　苦手なもの⇒納豆


　
　また好きな力士が減って、相撲も寂しくなってしまったが、遠藤がいるではないか。現在６勝６敗。今場所勝ち越せば三役だ。
　頑張れ！

達磨の開眼（２）

　公立高校の合格発表があった昨日、教室の黒板の上に立てかけてあった絵馬の達磨に目を入れた。
　今年は、試験本番で十二分の力を発揮し、見事第一志望合格を勝ち取った小六の女の子に、開眼の儀式をお願いした。

　

　毎年のことながら１００％満足できる結果とはいかなかったから、塾長として反省すべき点は多々あるものの、各生徒が新しい学校で頑張ってくれるよう祈念したい。

　しかし、疲れた。
　特にやる気のない生徒の多かった中３の受験は長く感じた。何度「もうお前らは塾やめろ！！」と叫んだことか・・。それでも、何とか我慢してそれぞれ進路を決めることができたから、悲喜こもごもの結果になったとはいえ、私自身は己を労ってやりたい・・。

　
　すぐに新学期の準備をしなければならないが、今は少しだけのんびりしたいし、してもいいよなあ・・。

ゴーヤの種蒔き

　昨日、球根を植えたことを書いたが、同じ日にゴーヤの種も植えた。

　

　１袋３００円で１８粒入っていた。中国産と書いてあるのがちょっと気になったが、物は試しと思って買ってみた。つくり方の説明として、
・蒔き床を湿らせて種を蒔き軽く土をかけます。
・発芽後１本に間引き、本葉３～４枚で植え付けます。
・親づるを本葉５～６枚で摘芯し、子づるを５～６本伸ばし着果させます。
・肥料は定植前に市販の油粕・配合肥料等を施しておき、定植後は化成肥料等を与え肥料切れしないよう注意します。
・つるが混み合った時は整枝してください。

と書いてある。なんだか難しそうだが、運良く本葉が出るまで生長したら、畑に植え替える以降の作業は父に任せるつもりだから、何本でもいいから、芽が出てくれるのを願っている。



　結局は苗を買ってこなくちゃいけなくなる可能性が高いが、幸運を願って適当に水遣りをしていこうと思っている。

球根？？

　受験も終わり、散らかり放題だった塾の事務室を整理しようと思ったら、アマリリスの鉢を移動させねばならなくなった。４月までは置いておこうと思っていたが、そうも行かなくなって、土間に運んだ。朝夕はまだまだ冷やっこいから、アマリリスの生育は遅くなるかもしれないが、植えてなかった球根も全て土の中に入れた。少しくらい遅くなってもいいから、じっくり育っていって欲しい。

　と、その作業の途中、土間の片隅に意外な物を発見した。


　
　籾殻を入れた鉢から何やら芽が出ている。
「何だ、これは？」
と思いながら探ってみたところ、結局こんなに多くの球根が出てきた。



　そう言えば・・、とかなりあやしい記憶を辿ってみたら、昨年花が咲いた後のチューリップの球根を掘り起こしてこの鉢に入れたことがあったのを朧気に思い出した。「たぶんそうだよなあ・・」という程度だが、きっとそうだろうと思い込んで、これらの球根を植えてみることにした。

　

　川の土手に、ずらっと並べてみたが、果たして花は咲くだろうか？
　本当にチューリップだろうか？

　色々楽しみだ。　
　

「宮本武蔵」

　土曜の夜、妻に「どうだった?」と訊いたら「よかったよ」と、当然の答えが返ってきた。もちろん木村さんの「宮本武蔵」について。
　少し前にスポーツ新聞にこのドラマの一場面の写真が載っていて、「４０過ぎの男の顔がこんなに皺がないのはおかしいよな」と皮肉を言ったことがあるから、妻が警戒して素っ気ない返事をしたのも致し方ないが、前宣伝が華々しかっただけに、私としては少しばかり期待して、日曜日の後編を見た。
　だが、その期待はあっけなくも裏切られた・・・。

　役者としての木村さんの最高傑作は、「武士の一分」だと思っている私にとって、彼の武蔵はかもなく不可もなくといったものだった。時々目が泳いだり、口元がゆがんだりする悪い癖は見られたが、スタッフから要求される武蔵像は彼なりに表現したのではないか、と少しばかり甘い評価をしたい。
　それに比べて、沢村一樹がよかった。ロン毛のカツラは決して似合っていなかったが、こんな佐々木小次郎もありかな、と思わせるだけの演技をしていた。漫画「バカボンド」の印象が強い私には、木村さんと沢村との役を交換した方がよかったなあ、というのが率直な感想だが、エロ男爵のイメージを払拭させるだけの演技をしていたと、沢村を見直した。ひ
　反面、真木よう子は残念だった。彼女のくぐもった声はおつう役には合わないなあ、と思った。近年高い評価を受けているだけに意外だった・・。

　しかし、一番ガッカリしたのは脚本だった。吉岡一門との戦いの後の武蔵の心の葛藤が表層しか描かれていないため、木村さんの演技が生きてこない。しかも、ユースケサンタマリアの演じる又八が斬首から一転放免される安っぽいくだりなど、見ていて本編とまったく関係なく、「なんだこれは！」と叫んでしまったし、木村さん演じる武蔵が武士を捨てた象徴とも言える刀が唐突に砂浜から見つかるというのも、笑う以外ないほどの茶番だった。脚本家は、吉岡英治の「宮本武蔵」を本当に読んだのか?と言いたくなるほどの安っぽさだった・・。（という私も読んでいないから、実際にどうなのか分からないが、取りあえずドラマに挿入するエピソードではないだろう。もっと重厚に作ってくれなきゃ見る価値がない・・）

　途中から眠りこけていた妻が、番組が終わってから目を覚まして私の評価を訊ねたから、
「ひどかったよ、脚本が」
と説明し始めたら、
「木村さんのせいじゃないよ」
と擁護し始めた。これ以上文句を言ったら面倒くさくなるので、
「もちろん！！木村さんは頑張ったよ」
と言っておいたが、録画を見直せば妻も分かってくれるだろう、きっと。

ゾージアム

　公立高校の入試が終わった最初の日曜日、出かけたのは東山動物園。新しくできた象舎「ゾージアム」を見ようと思ったのだ。

　
　

　もう少し間近で見られると思っていたが、期待ほどではなく、少々残念だった。
　ならば、ライオンやトラを見ようと園内を歩き回った。

　

　
　両方とも唸り声を上げてくれて迫力満点だった。やっぱりすごい！！

　でも、一番きれいなのはユキヒョウだと思った。


　
　ペットとして飼いたいくらいだ。

ナノブロック

　ＵＳＪに行ってきた姪っ子が「nanoblock」をお土産に買ってきてくれた。



　nanoblock の存在は知っていたが、買ったことや作ったことは一度もない。LEGO ばかり組み立てている私にとっては、初 nanoblock となる。面白そうだから早速作ってみた。



　しかし小さい。
「ナノブロックは１つのポッチがわずか4mmＸ4mm。超ミニサイズのブロックです。その小ささを生かして一般サイズのブロックでは表現しきれなかった細かな部分まで作り込むことが出来るのはもちろん、より小さく、かわいい作品を作れるのが最大の特徴です。大人が没頭して楽しめる。とことん、作品の完成度を追求できる、ナノブロックは、全く新しい大人のホビーブロックです」
と、袋の裏に書いてあったが、これだけ小さいとパーツをすぐになくしてしまいそうだ。「大人が没頭できる」とあるが、大人の手には小さすぎて扱いにくく、要らぬ神経を使わねばならないから、組み立てていて余り楽しさを感じなかった・・。

　

　でも、完成してみると、結構いい。ジョーズと言われればそれらしく見える。わずか100ピースほどでこれだけの完成度を誇るのだから、「恐るべし、ナノブロック！」と言いたくなった。

　それにしても、こんなにたくさんパーツが余ったから、小さすぎてなくしてしまうための用心なんだろう。なかなかの心遣いだ。

LINE スタンプ

　LINEの功罪については色んな考えがあるだろうが、生徒との連絡用に限って使っている私にとっては、便利なツールだ。特にスタンプは一々文字を入力せずに済むから、時間がないときなどは甚だ重宝している。問題は、新しいスタンプが出るとついつい買ってしまって、生徒たちから「買いすぎ！！」と窘められることだ。
　そんな私が最近購入したスタンプがこれ。



　最初見たときは、「何でこんな素人っぽい絵がスタンプになっているんだ？」と変に思ったが、説明書きを読んで納得した。

『3.11こどもスタンプ
　復興支援を目的として、被災地の子どもたちが考案したスタンプです。このスタンプの売上は福島・宮城・青森・茨城などの被災地に寄付されます』

　すぐに購入した。自分用に１つと、もう１つ、スタンプを買ってあげると約束していた高校生にプレゼントした。
　ほんのわずかな寄付だが、少しでも役に立てれば、と思って。

コーラ

　ペプシコーラのTV・CMで、コカコーラとの飲み比べで61%の人がペプシを選んだというのを見た。「こんなＣＭするなんてペプシもすごいな」と思っていた翌日、スーパーでこんな広告を見つけた。


　『500名を対象に、コカ・コーラ ゼロとの飲み比べを実施。その結果、61%の人が新しいペプシNEX ZEROの方がおいしいと答えました。
この勝利は偶然なのか。必然なのか。すべての人がペプシNEX ZEROを選ぶその日に向けて、私たちの挑戦はつづきます』

　こんなのを連日見たら、実際に確かめてみたくなる。早速コカコーラ ZEROとペプシNEX ZEROを買って自分の舌で確かめてみた。



　コーラなんてもう何年も飲んだことがなかったから、コカコーラを飲んだときは懐かしい気がした。私たちの世代は、コーラと言えばコカコーラであり、ペプシなんてよほどの物好きしか飲まないものだったように思う。妻も「ペプシは美味しくなかったものね」と飲み比べる前は言っていた。だが、コカコーラを一口飲んで、すぐに「甘い！」と叫んだ。続いて、ペプシを飲んだら、「こちらの方が美味しい！」と納得顔をした。そうか、と思いながら私もペプシを飲んでみたら、私が知っているコーラの味、つまりコカコーラとは違う味がした。「う～～ん、どちらが美味しいか、すぐには言えないなあ」と迷っていたら、あることに気が付いた。口の中に後味が残っていて、それが芳しいのだ。じゃあ、と思ってコカコーラをもう一度口に含んだら、コーラの味はすぐに消え、後味がほとんど残らない。これをスッキリしていると言えば言えるのだろうが、コーラを飲んだ気がしない。これをどう評価するかが61%と39%の違いなのではないだろうか。
　そう言えば、コップに注いだ２つのコーラを見てみると、コカコーラの方（右）はすぐに炭酸の泡が消えてしまうが、ペプシの方（左）はいつまでも泡が出ていた。



　これが味にどう影響しているのか、私には分からないが、一つ気付いたことだったから指摘しておく。

　結論として、私と妻は当然ペプシに軍配を上げる。我が家に関する限り、「広告に偽りなし」という判定だ。

玉虫

　一昨日、庭に出ていた妻が私を呼んだ。
「変わった物見つけた！」
　なんだ？と思って出ていったら、こんな物が落ちていた。



「玉虫じゃない？」
「たぶんね。玉虫厨子・・」

　念のため、ネットで調べてみたら、全く同じような写真と次のような説明文があった。　
『細長い米型の甲虫で、全体に緑色の金属光沢があり、背中に虹のような赤と緑の縦じまが入る、とても美しい昆虫として好まれる。天敵である鳥は、「色が変わる物」を怖がる性質があるため、この虫が持つ金属光沢は鳥を寄せ付けない。エノキやケヤキなどの広葉樹の上を昼に飛び（成虫の餌はケヤキなどニレ科植物の葉である）、夜間は葉の裏でじっとしている。 幼虫は枯れ木の材に潜り込み、それを餌として生活する』

　なるほど、と思うが、でも何で家の庭に死骸が落ちているんだろう。見つけたのは初めてだ。どうしていいものか分からず、落ちていた所にそのまま置いてあるが、果たしてこれは吉兆なのか？

　ちなみに飛鳥時代の玉虫厨子はほとんど玉虫の羽が落ちてしまっていて、往時の姿は想像するしかないようだが、復刻版もいくつか作られているようなので、その一つの写真を貼っておく。



　５年ほど前に法隆寺で公開された復刻版の玉虫厨子（手前）と平成版の玉虫厨子（奥)なのだそうだ。いずれもきらびやかだが、復刻版は玉虫の羽を６６２２枚をはり付け、平成版はなんと３万６０００枚以上の羽を使ってあるのだそうだ。そんな数字を聞くと、華麗さよりも、よくそんなに多くの玉虫を集めたモノだなあ、と感心してしまった。