暮らしの差し色

慢性腎臓病の夫と二人、静かな生活です

白内障手術を夫が受けて

2018-10-05 18:46:49 | 健康
69歳の夫が、白内障の手術を受けた。

まず、右目を今回実施し、きのう退院した。



白内障の手術は、目の水晶体を包む薄い膜を切って、中の水晶体を破砕し取り除いて、できた空間に眼内レンズを挿入する。



手術の前日に1室に患者さん、家族を集めて、説明会が行われた。

薬剤師さんから、これから点していく点眼薬の点し方や順序の説明、その後、お医者さんから手術の合併症が誰にも起こる可能性がある話がされた。

水晶体が入っていた袋の膜を切った時、水晶体の膜が目の奥の側で破れて、中の水晶体を取り除いた後、眼内レンズを入れるのは中止することもあるという。

その場合は、2か月ほどして、目の状態が安定したら、レンズを目の中に縫い付ける手術をすることになるらしい。

また、水晶体が入っていた膜が破れたときには、入れた眼内レンズが、目の大半を占めている液体の硝子体(しょうしたい)の中に、落ちてしまうことも起こることがあるという。その場合は、レンズを硝子体の中から探すのだという。

その後、一人ずつ診察室で目を診ていただいて、手術の疑問点などを聞いてみたりした。


怖い話をたくさん聞かされて夫はもともと気が小さいので、心配が増してきた。

入院一日目の夕食が終わった後で、帰宅した私にメールしてきて、発熱したと、夫は極度の緊張を強いられた。

1人用個室に入っていたので、冷蔵庫に絞ったタオルを入れて、冷えたタオルを額に当てておくように話して、その通りにしたのだという。

夫は結局その晩は、ほとんど眠れず、朝を迎えた。


朝の診察に行ったあと、手術は実施することは変わらず、順番が来て、手術室の前まで付き添った。

30分が過ぎて、番号札で呼ばれ、先生から、無事に手術が済んだこと、問題ないことを知らされた。

夫は車椅子で右目を覆う大きな眼板をして、静かにしていた。

部屋に戻って、手術で事故がなくうまくいったことで、私も緊張が解け、夫の無事に涙が出そうだった。


夫は前日眠れなかったのと、疲労した様子で、この日は、夫に眠ってもらうため、私は夕方、引き揚げることにした。


翌朝、早朝に、看護師さんから、手術したほうの目に点眼があり、一度、眼板をはずしたら、「よく見える」とメールを送ってきた。

目は無事で、手術の効果に夫は安心したようだった。

視力検査を外来で受け、裸眼で0.7の視力が出た。

診察も受けて、予定通りと先生も手術の効果の期待通りで納得されていた。


昼ごろに退院する手続きと、次の左目の手術のための入院の書類を頂いて、タクシーで帰宅した。


手術した右目はかなり見えている様子で、裸眼でテレビが観られるなど、素晴らしい技術だと思った。


夫は、残った左目の次の手術の不安もあるので、手離しで喜んではいないが、まず、今回は良かった。

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