古本を売ろうかと思った話を以前ブログに書いた。
本とCDを売るとして、合計で30点あれば送料は着払いで良い、というサイト「駿河屋」さんにお願いすることにした。
ネットから買取を申し込む。
箱は自前の段ボール箱があったので、サイト内の品物の詰め方を参照して緩衝剤のプチプチも入れつつ、梱包して、郵便局に集荷に来てもらい発送した。
本が23点、CDが7点だ。
30点になるように、かき集めたのだ。
品物が到着したというメールが来た。
混み合っているので査定が遅れると書いてあった。
そのうち、売り主である私の住所確認のはがきが簡易書留で届いた。
ほどなく、査定額のメールが来た。
上記30点で、合計1393円だという。
銀行振り込みを依頼していたので、手数料に412円差し引かれ、981円が振り込まれることになった。
今日、振り込んだというメールが届いた。
うちにいて、すべてができた。
もし、古本ショップの店先に売りに行こうとしたら、自転車に山ほど積んだ本を持って、買取を頼みにいかなければいけないし、売らないなら、特に処分を急いでいたり、早く片付けてしまいたいときには、資源ごみに縛って出してしまうだろう。
今までも、本は縛って出していた。
引っ越しの前には、かなり大量に捨てたこともある。
こんなふうに、日にちをかけて、売るというのは、自分の気持ちにもゆとりがあるときでなければできないとは思うが、自分はもう読まない本、聴かないCDがあれば、業者に売れば、それを誰かが買って楽しむわけだ。
私も古本を良く買うが、こんな楽しい本を安く買えた、と、うれしく思うこともある。
本は写真と同じで、自分が楽しんだらそれでいいのだ。
遺産に遺しても、誰も喜ばない。
楽しんでもう読まないなと思ったら、次の欲しい人の手に渡れば、本も喜ぶ。
処分代を取られずに済んだ、と思えば、査定額は結構どうでもいいのだ。
また、たまったら売ると思う。
「遺体 震災、津波の果てに」 石井 光太著
5月に古本屋で、東日本大震災の釜石を書いたルポルタージュのこの本を買った。
2011年の発行で、2013年には映画になっている。
40000人が住む三陸の港町釜石を津波が襲った。
死者・行方不明者1000人もの犠牲を出した。
まず、旧中学校の体育館が臨時の遺体安置所になり、そこもいっぱいとなって、安置所になった施設に次々と遺体が運び込まれる。
戦時下を思わせる未曾有の遺体数。
民生委員がご遺体の収容のお手伝いを買って出る。
医師、歯科医、釜石市職員、消防団員、陸上自衛隊、消防署、海上保安部、葬儀社、僧侶・・・さまざまな方たちがご自身ができることをご遺体のために尽くしていく。
自らも被災者であり、身近な人が亡くなっていたり、行方不明であったりする中で、みなで、協力して、壮絶な状況を乗り越えていく。
厚生労働省から、特例措置として土葬許可が下る。
冬場とはいえ、時間がたってご遺体が傷んでくるし、海から運ばれたご遺体は引き揚げた時点で傷みが激しい。
しかし、釜石の方たちは、他県の協力も得て、なんとか土葬にならずに、最後の一体まで火葬してあげたいと、奮闘する。
被災地のかたがたが、身近なかたの死に直面し、その悲しみを受け止めて、また歩き出してこられた姿を思い、この5年、どれほど苦しくつらい日々であったかと胸が締め付けられる思いだ。
病院主催の公開医学講座に2講座、今週夫と受講してきました。
私が福島に旅行に行っていたあいだ、夫は、テレビドラマの中で足が壊死して切断する話を観たようです。
私が帰るまで、自分の足も動脈硬化になってないかと悶々として過ごしていたそうです。
湘南の病院のいくつかは、入場無料の医学講座を開催しているので、聴きに行きたいというのです。
「動脈硬化とは?」
「下肢閉塞性動脈硬化症」
の2講座行きました。
また、このほかにも、今月2件の講座に行くことにしています。
もともと、脳梗塞もやりましたし、冠動脈も狭くなっていますし、腎臓も腎硬化症なので、動脈硬化であることは確かで、それが進行したら、足の切断に至るのではないか、足を切ってまで生きていたくない、と毎日夫は悩んでいます。
腎臓の食事療法では、たんぱく質を抑えているので、カロリーは油脂類で摂るしかなく、動脈硬化の原因となるコレステロールや脂肪を多く摂ることになり、矛盾してしまうのです。
また、でんぷん製品を低たんぱくの手段として多く取り入れているので、糖尿病には良くない糖質の摂りすぎになってしまうことも、糖尿病の心配の理由になっています。
もし、糖尿になったら、でんぷん製品も避けていかなければいけなくなり、コレステロールのことを考えると、脂肪も控えるとなれば、いったい何を食べればいいのか、という疑問が生じています。
また、栄養指導の予約をして、疑問に思っていることを解決してこなければいけません。
夫は、もう、この戦いから降りたい、と言っています。
慢性腎臓病の患者は、1330万人いて、成人の8人に1人いるというのですが、食事療法を厳密に行っている人がどれだけいるのでしょうか。
エクセルで計算したもの以外、いっさい口にしない、という硬直的な考え方がいけないんじゃないかと言いましたが、計算して食事をすることに苦痛は感じていないと言っています。
まずは、食事のことで、私と言い争いになるのをやめてほしいと、これが一番のストレスのようです。
きょうは、夫と二人で市民会館のよしもとのライブを観に行ってきた。
楽しかったーーーー。
やっぱりお笑いでお金もらってるプロは、笑わせてくれるわぁ。
低学年の男の子がたくさん観に来ていた。
夕方からの回で、夜の回じゃなかったからかも。
赤ちゃんの声も何度も上がって、芸人さんもアドリブで赤ちゃんに反応していた。
この1年間は、映画を観た回数より、お笑いを観に行った回数のほうが多いかもしれない。
夕食は、初めからの予定通り、小田急の「どんぶり菜時記 いろはな」で和食を楽しんできた。
・・・・と、書きながら、帰りのバスで知った震度6を、家に着いてから、函館の震度6弱だというので、サイマルラジオの函館のFMラジオに、耳をそばだてて聴いていた。
DJの様子では、地震の影響の被害は大きくなかったようで、関東のテレビでも、通常の放送をしている。
とはいえ、余震は続いている様子だ。
今度は北海道か!! と思った。
去年の1月に、TRFのダンササイズのDVDを買った。
痩せようと思ってか、体を引き締めたくてか、多少の運動は必要と思ってか、本のサイトで見ていたら出ていたので、買ったものだ。
パソコンの画面を見ながら、音楽に合わせて動いてみるが、音に追いつかない。
夫に盗み見られて、「キレがないな!」と言われた。
いやー、還暦の私には無理だわ。
プリンターの横で静かにDVDが眠っていた。