1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【2209話目】秀吉公のお墓(豊国神社後方山の上)の中に、ミイラ状態で胡座をかいた秀吉公の亡骸があるを皆さん、知ってましたか。明治時代に、お墓を改装した時に、発見されたと。いや〜、本物かな。

2021-07-02 19:23:59 | 法話
8月18日は秀吉公の命日。1598年没後即神格化に。豊国神社で豊国大明神として。何故、神になろうと。神となる事でキリスト教の制圧、神の子として秀頼公を崇めさせる為。秀吉公の墓は、明治になって改装。その中に何と、秀吉公の亡骸発見。壺の中で腐らない様に保存、胡座で両手合わせたミイラ状態だったと。

【追伸】
秀吉公の墓は、東山五条と東山七条の間、豊国神社の後方の山の上。当時、豊国神社近くに方広寺の大仏(現在は、方広寺も大仏もありません)が。高さはなんと、19メートルもあったと。因みに、東大寺大仏は高さ15メートル。何にせよ、京都東山の秀吉公墓の中には、ご本人の亡骸が。いやいや、いやいや、可能であるなら、拝ませて頂きたい。
  
【追伸】
神格化といえば、家康公も。家康公は生前1度も日光に訪れた事はない、縁もない、と。では、何故、日光に。家康公を神として祀るに相応しい場所として何故、日光を選んだか、と。日光東照宮と江戸城は南北一直線上。家康公遺言は「わが亡骸は久能山に納め、1周忌が過ぎたら日光に小さき祠を建て勧請せよ」と。よって、遺体は今現在、日光に。東照大権現(関東から日本全土を光で照らす神)は家康公の神としての名前。久能山東照宮、富士山、日光東照宮は一直線上。富士を不死と発想、その富士の山(不死の山)を通る事で永遠の命をもらい、神に。日光東照宮と江戸城は、南北一直線上。この両線が交わった場所が日光、よってそこに。

投稿写真は、秀吉公のお墓(豊国廟)








【2208話目】人間は、交友関係を見ても、今の自分の力量がわかる。喧嘩相手を見ても、今の自分の力量が計れる。同レベルの者同士しか友人にもなれんし、喧嘩も出来ん。レベルが上だと、会話が噛み合わんから。

2021-07-02 13:13:35 | 法話

40代読者が「入社すぐの頃、部長から『俺と喧嘩が出来る位置まで上って来い』と。初め、その意味が。が、仕事をしている内に、喧嘩は同じレベルの者同士でしか発生しないを。レベルが下なら上に太刀打ち出来んし、上なら下を相手にしない。対等に話がしたいなら、その位置に上るしか。今、私はそれを部下に」と。

【追伸】
この40代読者が「その時、その部長から『喧嘩相手で自分の今現在の力量が計れる。言われている事が理解出来ねば、相手に反論も出来んし、言われている事が幼稚なら、相手にする気にもならん。ボクシング、柔道、相撲、陸上、水泳など、スポーツ全般、同レベルの者同士が試合をしてるだろ。学力においても、高校、大学と、同じレベルの者同士が競い合って入試を』と。この言葉で、努力というものの、大事さを知りました」と。

【追伸】
今日から盂蘭盆ですね。先祖の供養とは、受けた恩を忘れない為にするもの。お墓や納骨堂は、要らない物を捨てている場所ではございません。いずれは自分もそこの住人に。投稿写真は、盂蘭盆ご精霊供養の為のわが寺の本堂内陣。