1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

諺に「人の振り見て我が振り直せ」なる言葉が。縁というものは、自分にないものを補う様にやってくる。よって、自分とは真逆の人との縁がやって来る事が多い。特に、結婚相手、友人、なんかがそれ。

2021-07-15 09:22:53 | 法話

自然界生物は様々人に教訓を。今時期、ミンミン蝉は「私は人の粗は見ない、ミンミン」と。クマ蝉は「俺は、俺は、と自己主張するな、ワシワシ」と。ツクツク法師は「つくづく奉仕を、ツクツクボウシ」と。鶯は「君らがお経を唱えんから私が、ホーホケキョ(法華経)」と。こじ付けと言えばそう。が、本人次第かな。

【追伸】自分の目に見えるもの、自分の耳に聞こえるもの、「これは、自分に問われている事」と、受け取るか、受け取らないか、で、大きく成長に差が出てくる。アダムとイブの時代から、林檎は実れば、必ず木から落ちていた。なのに何故、ニュートンだけがそれを見て、万有引力を発見出来たか。柳の枝に蛙が飛び付く様を見て皆、「飛び移れるもんか」と笑ったのに対し、小野道風だけが「励み」と受け取った。教訓と出来る、出来んは、本人の受け取り方次第にて。