1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【2225話目】中村雅俊さんと小日向文世さんが番組で「失敗を何度繰り返そうと、最後に成功すれば、それは成功だったという事」と会話の中で。仕事の事に限らず、家庭を含め、全てこの言葉は当てはまるかな。

2021-07-28 16:28:22 | 法話

自分の置かれた環境に文句ばかり言ってる男性に「番組『僕らの時代』で俳優、田山涼成さんが「文学座時代、ぶつぶつ文句ばかり言ってる人達は、全て消えていった。やっぱ、文句は言ったらいけないよね』と。田山さんは奥様に女優を辞めさせ、食えない時代に支えてもらったそうだよ。君は恩を仇で返さない様に」と。

【追伸】
この男性に「この番組の対談で、田山さんの2期先輩の中村雅俊さんに、中村さんの付き人から這い上がってきた小日向文世さんが『雅俊さんは、25歳くらいからずっと主役でしょ。そこを維持するって、大変だったでしょ』と。対し中村雅俊さんが『俺、デビューが主役、デビュー曲がオリコン1位。と言う事は、一発屋で終わる可能性があるってこと。こんな事が続く訳がないと、却って、覚悟が出来た。お陰で、今やる事を懸命にやろう、の心が出来あがった』と。あなたの人生の参考に、なるかな」と。







【2224話目】肝臓癌手術を拒否された病院に追い出されたお陰で、91歳檀家爺様、優秀な若い医師のいる病院に縁が。あのまま前の病院にいたら、何の手立ても施されず、ただ、命が終えるのを待つだけだった。

2021-07-28 12:28:45 | 法話

肝臓癌手術成功91歳檀家爺様が2週間で退院。顔を拝みに伺うと捌かれた腹を拙僧に見せて「病院を移ってよかったわい。前の病院は最初から諦めムードで手術拒否。あれでも医者か。手術してくれた医師は若いが『大丈夫。僕に任せな。ちょちょと切り取って、すぐ家に返してやる』と。同じ医者でもこうも違うか」と。

【追伸】
退院した爺様が、前の病院の文句を病み上がりの状態で、散々まくし立てるので拙僧「まあまあ、爺ちゃん、よかったじゃん。前の病院が追い出してくれたお陰で、今の病院の縁が貰えたんだから。それも導かれた縁たい。今の病院も『爺様の姪御さんが勤める病院があったやろ。そこに紹介してもらいな』と拙僧が何度言っても、爺ちゃん、あなたは、うじうじして言う事を聞かんかったろうが。強引に姪御さんと話を進めたから、その若い医師とのご縁に。人間は目を閉じるまで、誰かの支えがないと生きていけない。そのご縁に感謝しないとね」と。