1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

檀家子供が「五輪に限らず、催し場のトイレの鏡を全て撤去すれば、そこに立ち止まる事がないから、密は避けれるよ」と。「凄いな君」と言うと「父さんから、男がいつまでも鏡の前に立つな、と言われているから」と。

2021-07-17 11:47:54 | 法話

檀家爺様が「孫が『韓国選手団に、福島の食材を食べるな、と大韓体育会が指導、と。失礼にも程が』と憤慨を。孫に『国内にもまだ、そういう類の人間、おるぞ。北九州でも当時、絆、絆、と声を上げてた連中が、東北の廃材を持ち込む話が出た途端、掌を返して、反対運動を。この問題は国単位じゃないぞ、と孫に」と。

【追伸】この檀家爺様が「わしの孫も、まだ若いから、物の考え方が、自分中心、身内意識が優先じゃ。『必要なのはわかるが、俺の所には持ってくるんじゃねえ』は、他にも色々あるよな。米軍の基地もそうじゃ。墓地建設地もそうじゃ。原発もそうじゃ。幼稚園、保育園もそうじゃ。義務は果たさず、権利だけ主張するは、昔、昔から、あった事だ」と。

 昨日、仕事の途中で初めて、北九州市八幡西区の『くるめラーメン、ぼたもち』さんに。50歳を超えてからは、久留米ラーメン(豚骨)は、自分の感覚で、濃過ぎるイメージがあり、敬遠してたんだが、そんな事はなく、もたれるも事なく、実に美味しかった。息子と「次も、ありだな」と。投稿写真は、そのラーメン屋さん。






【2219話目】昔々の高僧が「悪に強い者は、善にも強い。中途半端が1番悪い」と。とことん悪い事をしてきた人間が、心を切り替えたら、今度は、とことん善い事をする。一生懸命な人間は、常に一生懸命、と。

2021-07-17 09:19:08 | 法話

檀家息子が極道世界から足を洗い、土木会社を設立。ある時から目から虎が消えた。この言葉を掛けた時、本人、大変喜んで「そういえば最近、現場で作業してると通りすがりのお年寄りや子供達から声を掛けられる事が多くなってきました」と。月に2回は父親を連れて、心配を掛け続けた母親の眠る納骨堂へお礼参りに。

【追伸】
ある日、金剛寺の本堂内にある額(投稿写真)にずっと目をやる息子さんが。「ご住職、これは何という意味ですか」と。「その読み方は、時計回りで『吾(われ)唯(ただ)足(たる)を知(しる)』と読むんだよ。簡単に言えば、不足を言うな、欲を持つな、足るを知って感謝を、という意味だよ」と。「住職、これ、会社を設立する時、事務所に飾りたい。作ってもらう事って、可能ですか」「うちの宮大工棟梁(当時88歳、現在95歳)に、頼んであげようかね」と。この息子さん、起業して7年。福岡だけでなく、他府県まで手を伸ばして、自ら泥だらけになって、若い者と現場で。