1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

目の不自由な方々から「生声の法話、出来ませんか」の依頼で、Spoon 、なるアプリ(天徳山金剛寺)で現在、50話以上投稿を。この生声法話で1人、「自殺を思い止まれました」の連絡が。嬉しいですね。

2021-07-27 08:38:21 | 法話

檀家高校生が「友人の父親は社長。が、彼の家で父親の話が始まると『またか』と家族は無視を。聞いてるは僕1人。良か話だと思うんだけど」と。「どんなに偉い父親でも、家の中での扱いはそんなもんだよ。拙僧も似た様なもん。君の家族だってそうじゃないか。父親は社会的地位ある人なのに。冷ややかな対応を」と。

【追伸】
この檀家高校生が「言われてみれば、そうだわ。だけど『どの口が、偉そうに』と思える私生活があるんだよね、父さんは。別に軽蔑対象じゃないんだけど、尊敬出来る事も沢山あるんだけど、父親への尊敬、感謝が、何故か僕達家族は心の奥底に入り込んで、なかなか表に顔を出してくれないんだよね。外の人達は、立派な部分だけしか目に付かないからね。同じ外の人でも関わりの深い人達、例えば、父(社長)の秘書さんとか、社長近辺事務員さんとか、特に女性陣は、部外者がいない時には、父(社長)に『早く用意しなさい。それはさっき言ったでしょ。何度同じ事を言わせるんですか』とボロカスに怒られている父(社長)の姿をよく見ますもんね。家族の対応と同じだ、と。だけど、また、その光景が『仲がいいんだろうな。関係が良好なんだろうな。父(社長)は懐が深いんだろうな』と、思わせるんですよね」と。