1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 何度でも法話で申し上げておりますが、『天から貰った最高のプレゼントは、わが女房殿』です。人生の中で最も運が良かった、と思える事。

2023-03-13 15:31:18 | 法話
一昨日の3月13日は、拙僧夫婦、結婚して35年目に。30年程前に1度、家内が笑みを浮かべながら、拙僧に近寄って来て、思いっきり本気蹴りされた以外は、夫婦喧嘩というものをした記憶が全くありませんね。その蹴りも家内の踏んではいけない地雷を、どうやら踏んだようで。蹴られた理由を聞く勇気がないので、今だに不明のままです。家内は拙僧を蹴った後「よし」と小声で一言発して、後は何もなかったかの様に通常通り。会話も途切れる事はない。常日頃から家内は、怒り、不満の感情を顔に出した事がない。

檀家の娘さんだった家内が20歳の時、24歳の拙僧と交際を開始。付き合って3ヶ月後、プロポーズもせず、結婚式場(拙僧夫婦が結婚して1年後に美空ひばりさんが最後のステージをされた会場)と日程を決めて、家内の勤めていた会社へ迎えに。家内は「えっ、私の両親にまだ、何も言ってないのに」「これから落とすったい」と。ご両親の了承を得たは、式日の3ヶ月前、少々焦った。後に、子供達がこの事について「父さん、それって、犯罪やん」と。対し「何を言うか。この強引さのお陰で、お前さん達は今、ここにいるんだろ」と。拙僧の両親が他界後は、家内のご両親をお寺へ。同居して既に、15年の歳月が。逆マスオさんというも、結構、居心地がよかですばい。

家内は、家内の母親が皿を割ろうと、鍋を焦がそうと「また、買えばすむ事。怪我だけは気をつけてね」と。家内の父親と母親が度々物を失くそうと「家の中で失くなったんだから、その内、家の中から出てくるよ」と、一切、怒る事をしない。常に言ってるは「本来は、手の掛かる年齢(家内の両親)だもんね。自分で何でもやろうとする姿勢は、子供孝行だよね」と。家内の性格は、男前(性格は男性)にて。

お寺の坊守(ぼうもり、住職の奥様)さんの事を、別称「寺庭(じてい)さん」と言います。お寺の庭は、見ているだけで、心が癒されるでしょ。そういう雰囲気を持った女性が、お寺の奥様として座れるという事。お寺は、住職よりも、坊守さんの方が大事です。昔から、お寺が栄えるも栄えないも、坊守さん次第と言われてますもんね。拙僧は、運が良かったですね。

投稿写真は、家内と拙僧夫婦の初孫(娘の息子)です。風邪をひかせず、怪我をさせず、婿殿(娘の嫁ぎ先)に返さにゃならんから、緊張しながら世話をしております。有難い事に、30年振りに風呂入れの役目を拙僧が仰せつかりました。因みに、娘が拙僧と家内に「以前、お父さん(拙僧)が『様々な事情でそれが出来る人も、出来ない人もいるが、産んで育ててもらった恩は、産んでで育てて返すが、親への恩返しかな』と。私の息子を世話してくれてるお父さんとお母さんを見ていると、私達もこんなに愛情を持って、育ててくれたんだな、と今頃、感謝を」と。その言葉、嬉しかったですね。

次回の投稿法話は、3月20日になります。





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