1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 人の一代で、嫁姑問題に出逢うは、親の時、我身の時、我が子の時、我が孫の時、の基本は4回。乗り越え方もそれぞれにて。

2022-06-12 06:39:57 | 法話
読者新婚男性が「先日の法話で「孫の彼女に両親は何も注文付けないのに、婆様が因縁を吹っ掛けるという話が。身内意識の高さと孫可愛さから。婆様は姑の世話経験がないから、他家に嫁いできた時の最も大変な部分を知らないと。私の家内が今、その洗礼を婆様から受けてます。所謂、わが家は、孫嫁婆様問題です」と。

【追伸】
この男性に「人間がそうなるには、そうなる理由が必ずある。あなたの婆様を擁護するつもりはないが、例えば、ある檀家の婆様は、夫が働かず、3人の女の子を婆様が、朝から晩まではビル掃除、夜は裁縫の内職で、ご飯を食べさせてきた。姑さんの世話経験はないが、世間の『あそこの家庭は主人がゴロゴロ、あんなんで子供がちゃんと育つんだろうか』の陰口を受けながら『なにくそ』の根性で。そりゃ、身内意識(子供贔屓)も高くなるわな。そこに男の子の孫が誕生を。婆様にとっては、初めての男の子。溺愛になっても仕方がない。で、あなたの家庭と同じ状況に。また、ある檀家の婆様は、夫が44歳で他界。38歳から1人娘を働きながら。その娘が結婚し、4人の子供を授かった。苦労して、苦労して、今の家庭を。子供と孫、もうそれしかないんだよ、この婆様には。が、それが行き過ぎて、親戚一党から、総好かんを。また、ある婆様は、戦中戦後、夫は仕事はするが、外で女性を作り、家庭を振り返る事がなかった為、心の支えを長男(わが子)に向けた。その長男を獲られるのが許せないのか、連れてくる彼女を悉くいびり倒し、その長男、2度も離婚を。前の法話でも話しましたが、若い者が自分達の理由で、その縁をズタズタにするは、知った事ではないが、周囲(祖父母、父母など)が若い者の縁を個人的感情で崩すは、絶対にしたらあかん。この解決方法は1つだけ。長年の間に、頭にこびり着いたお年寄りの感情(人生観)を今更、取り除くは無理に近い。若い者側が工夫して、対応していくしかないかな。この状況を拙僧夫婦は経験済み。今の家庭を家内と、長い時間を掛けて築き上げた」と。







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