檀家爺様が「毎朝、中学の孫が『学校に間に合わん』と来る。今は弟だが、兄ちゃんの方も中高の6年間、ほぼ学校に送った。『少しは早く起きて、自分で行かんか』と、朝が毎日戦争なんだよな」と。「孫がいない人から言わせれば、羨ましい話かもしれんよ」「それは言える。わしの周囲にも孫のいないのが何人か」と。
【追伸】
この爺様が「だけどな、住職。流石に毎朝は大変だぞ」と。「中学生の孫ちゃん達だが、わざと寝坊の振りをしていたとしたら、どうするよ」「どういう事や」「定年後に爺ちゃんが家から動かず、何もせず、ボーッとしてるを見て『これじゃ、呆ける』と心配して、仕事をくれてるのかもしれんよ」「言われてみたら、家族の動向から、思い当たる節があるにはある。婆さんの企みかもしれん」「もし、そうだとしたら、よか家族だね」と。
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