1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【2210話目】檀家若者が「住職さんは、消し去りたい過去って、ありますか」と。「そりゃ、ね。生まれた時から、坊主やってた訳じゃ。ただ、消し去りたいものは、ないかな。どれもこれも、自分がした事」と。

2021-07-03 12:45:42 | 法話

檀家若者が「番組『酒のツマミ話』で、バンドの清春さんにケンコバさんが『歌詞的に歌えなくなる曲はあるか』と。対し『世の中に反抗してた曲、かな。若い時の感性を52歳にもなって、反抗歌詞など恥ずかしい、かな』と。住職が度々『知識、知恵、経験が増せば、自ずと思考は変わる』と。やはり、そうなんだ」と。

【追伸】
この若者が「その時代の時、その年齢の時は『そういう考え方だったんだろうな』で、私達はその曲を聞けるんだけど、やっぱ、本人は、そうもいかないのかな、住職」と。「いやいや、清春さんは、問われたから、そう答えたに過ぎん、と思うよ。時代、年齢、体調、移り変わる家庭環境で、生きる活力(糧)が違ってくるは、当然の事。若い時に世の中に対し、批判もせず、反抗もせず、自論もぶつけない、無気力人間ばかりでは、国の行く末が心配になる。若い人がその様な考えを引き出す事が出来る、社会環境を構築するも、大人の大事な役目の1つかな」と。








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