1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

おおらかで神経質でない人がどうも長生きを。

2016-08-28 13:54:25 | 法話
不摂生は百も承知で食事全般即席品、焼肉ばかり何十年も食べ続けた人が。毎日酒5合煙草50本やり続けた人が。90歳を越えて老衰で他界。強い体に産んでくれた親に感謝しながら。体の事に限らず世の中に「これが正解」なんて物はない。人それぞれ受け止め方が違う。統計は参考にはなるが決め付けは。

親の七光りは、光る様に仕向けるのも親の役目。

2016-08-28 06:43:35 | 法話
親が偉大過ぎた為に駄目子供のレッテルを貼られた歴史上の人物は多数。武田勝頼公や豊臣秀頼公など。が決して劣る人物ではない。親の時代に敵として必死に耐え忍び力をつけてきた武将達を相手にしなきゃならんという不運。そう考えると家康公は。親の健在時に代を秀忠公に。時代は違ってもこれは教訓。

人間はこの世でもあの世でもした事の精算はさせられる。

2016-08-27 19:18:39 | 法話
子供達に「もし本当に閻魔大王がいたらどうする。その時泣き喚いてももう遅い。後悔したくなくば親孝行しとけ」この方便は影響大。信仰心はない、と豪語しながら「観光だ」と言って神社仏閣には足を運ぶ。手は合わせないが「おみくじ」だけは納得いくまで引き直す。今後が心配なら不安材料の見直しを。

確証なき話故に却って恐怖。

2016-08-27 12:18:40 | 法話
時折法要後の茶話会で「生まれ変わる定めが必ずあるとしたら何に」と。大半は「数日で寿命が終わる昆虫かな。早く次に行ける」と。「逸話だが屋久島のあの縄文杉だけど、閻魔大王の前で罪を認めず悪態をついた婆様の成れの果ての姿なんだと」そう話すと皆小声で「7200年は辛い。素直になろう」と。

いったい何を神仏に期待しとるのか。

2016-08-27 06:55:42 | 法話
何かにつけてお寺に上ってきては「歯が、頭が、お腹が」痛いからご祈願を、と。体調不良以外でも努力は一切せず全てが神仏頼み。主人、子供も大迷惑。これじゃあかんと「心身健全の鍛錬として3年の間、お寺との縁を一切断て」と。初め悲壮な顔をしていたが、今では何でもご自分で。信仰観にも変化が。