人生の持ち時間が少なくなってくると、「死」が近くに感じます。
「医療」か「殺人」かで問われた、「人工呼吸器取り外し」問題から1年経ち
ましたが、国もなかなか基準案が出ないようです。
医師や尊厳死協会や救急医学会などで思案を検討中のようですが、簡単
には決められないことでしょう。
わたし個人としては無駄な「延命治療」は施して欲しくないですが、自分で判断
が下せない時はと思うと、「尊厳死協会」への入会も考えています。わたしの
友達はご夫婦で、尊厳死協会より書類を取り寄せ入会したそうです。
わたしの母は大腿骨骨折により4ヶ月の入院と1ヶ月の老人介護施設亡くなり
ましたが最後酸素吸入だけで自然死の状態で永眠しました。
姉は、肺がんだったため、終末医療として20日間はチューブにつながれ、
モルヒネ等で苦しみからは和らげてもらいましたが、最後の時まで意識は
ありましたから、介護する方としては、1日でも生きて欲しかったと思います。
病気の内容にも依るでしょうし、家族の考えや日常の本人の確たる死生観
もあり、延命中止は容易ではないでしょう。
意識がなくなり植物人間の状態では、わたしは尊厳死を望みます。