夕映えに

陽が落ちるまで輝きたい、くさぐさの記録(日々の出来事、読書、スポーツ、友だち)

「桜の季節」   桜への想い

2007-03-30 20:36:28 | Weblog

   各地で桜が咲き始め、テレビでもきれいな映像を見せてくれます。桜は何故
    に こんなにきれいなのでしょうね。「華やか」 さの中に「あわれ」 さも感じさせ
    ます。
           

   梅は1輪1輪咲き始め開花期も長く思いますが、はいっときにっと開き
    わずかの間に一斉に散っていく、風でも吹こうものなら桜吹雪となって見事に
    散るその様が日本古来の「もののあわれ」を感じさせるのでしょうか。
           

   それと、桜の季節は年度の終わりと始まりで、「別れ」 「巣立ち」がうれしくも
    ちょっぴり淋しい想いともなるのでしょうか。それでも、桜の元から新しい「出会
   い」
「出発」
 (入学など)と満開の花で迎えることも出来ます。

   また、これはわたし達の世代だからですが、戦争につながる思いもあります。
    予科練で知られる 「若鷲の歌」は、 若い血潮の・・・七つボタンは桜に錨 
    貴様と俺とは同期の桜・・・  の 「同期の桜」は 見事散りましょ・・・・と続く
     花は蕾の八重桜 五尺の命引っさげて・・・の 「学徒動員の歌」
      など戦歌に桜が歌われています。勇ましくも悲しい想いがします。

   しかし鮮やかなピンクの桜は眺めていて美しいですから、やはり
       「願はくは 花の下にて  春死なん その如月の 望月のころ」
                                   
西行法師
    にあやかりたいです。