東京秋葉原といえば家電商品の街として、日本全国、アジアの国々からも
集まるところです。日曜日の歩行者天国の日の事件でした。
わずか5,6分の間にトラックを乗りつけ、ひき殺し、またトラックを降りては
ナイフで刺し殺すという、衝動・無差別・猟奇的殺傷事件に震撼せざるを得ま
せんでした。人間でない悪魔の仕業と言うよりほかありません。全く防ぎようの
無い一瞬の出来事でした。7人が殺害され、10数名が重症と、許しがたき
事件でした。
かつて大阪教育大付属池田小で児童8人を殺害した事件、神戸で校門前
に惨殺した頭部をおいた酒鬼薔薇事件と共に、人間とも思えない凶悪な事件
でした。
容疑者の彼らには、「誰でも良かった。人を殺したかった。」また自分が人を
殺傷したことを、何かのせいにする 、そしてまた社会も精神異常(心身喪失・
心身衰弱)として、裁判を遅らせています。人権派?の弁護士など、「死刑」
廃止を唱えてもいますが、実際には池田小事件の犯人は死刑が執行されま
した。
神戸の事件は少年であり、10年を経た今、釈放されているのではないで
しょうか。
こうした事件を起す背景を、生い立ち、学校でのいじめ、社会で受け入
れら れない劣等感、自分への嫌悪感と探りますが、だれにもこうした苦労、
挫折 は伴うものです。自己抑制が無いからすぐ切れる。そして何かに当た
る。 結果が無差別殺人を引き起こしたり、弱い物は自殺へといくのでしょう。
世の中のあちらこちらに、このような人がいるかと思うだに恐ろしさに身震い
がします。
小さい頃の育ち方は大いに関係するでしょう。自分が出来ないのを人のせい
にしないで、努力するより他ないわけです。己を知って対処していく智恵を身に
つけることも大事です。