夕映えに

陽が落ちるまで輝きたい、くさぐさの記録(日々の出来事、読書、スポーツ、友だち)

体罰問題  ー暴力か?虐待?

2013-01-11 08:36:42 | Weblog

   大阪市桜宮高校での体罰による生徒の自殺問題が今大きな波紋を呼んで
  います。あってはならない事態を起こしたからですが、体育関係の指導では得
  てして、このような指導がされていたのかも知れないです。

   かなり昔、戸塚ヨットスクールでのしごきに依り自殺者を出し裁判沙汰にも
  なったことがありました。 「スパルタの海」の著者
       


     どこまでが体罰かは判断基準がなく、家庭での親のお仕置きとして、お尻
  を叩くことなどは,どこの家庭でもありうることでしょうが・・・・
     またかつてのオリンピックでの東洋の魔女を育てた大松監督など,当時
  「鬼の大松」という異名まであったくらいの指導での厳しさはあったようですが・・
 当時の選手達は、それについていっての結果だったのですから、振り返っても
 「恐かった。」とは言え問題にはならないでした。
     
   

  石原慎太郎氏も「スパルタ教育」を唱えたこともありましたが、多分に子育
 ての父性に関するものだったかも・・・・

  しかし今や体罰は全てご法度です。ましてや暴力に等しい程では言語同断
 でしょう。

   かつてある学校に勤務の頃、運動会の前日に準備で6年生3クラスが
 職員
と共に整地をしました。そのうち男子児童が何人かさぼっていたの
 を見た
ある先生が、「そこに立ってなさい。」と言ったところ児童は一旦
 は帰ったので
すが、面白半分もあったのか、その先生を困らせようとし
 たのか、夕飯を食べ
てから、また学校へ行くと言い出したそうです。

  当時6年の担任であった私のところに父母からの電話があり、驚き
ました。学校の所在地に住んでいる同担任に連絡して事なきを得まし
たが・・・・今だったら大問題でしょう。当のその先生は翌日、そんな事
とは知らず、
「まさかその時だけで、帰ったと思った。」と言うことでした。 

   大慌てをしたのは我ら3人の担任でしたが・・・・苦い思い出です。

  教育問題は良きにしろ、悪きにしろ社会の話題として大きく取り上げら
 れ、議論もそれぞれですが、時代の変容もあり、人権の尊重が問われ
 ます。スポーツの世界にしろ、しごきや体罰による指導は結果がいかに
 あろうと 賞賛に値するものではないです。