4~5年前東大教授の上野千鶴子さんの著作でベストセラーにもなった本
が「おひとり様の老後」です。他に「男おひとり道」も著していますが、・・・・
本の内容を云々と言うのではないですが、核家族の時代、子どもが居よう
が居まいが、老後は殆ど独り暮らしが多くなってきた現在です。上野さんの
ようにおひとり様でも大学教授であり、才色兼備、金銭にも恵まれ、様々な
ネットワークもあるお方ではおひとり様の老後も心配なく生きることが容易
でしょうが・・・・・
田舎では子供達は都会へと生活圏を求め滅多に帰らない老夫婦がわた
しの周りにもたくさん居ます。お二人のうちならばまだしもどちらかが亡くなら
れたら、残るはおひとりです。
山田洋次監督の映画「東京家族」(かつての小津安二郎監督の東京物語)
が封切りされるそうです。老夫婦の晩年の姿です。
老後と言っても考えるのは定年後でしょうが、わたしなど、老後を考える
でなく高齢生活真っ只中です。・・・・そろそろ「しまいかた」を考えなければの
齢ですが・・・・・、
おひとり様はやはりそれぞれのネットワークづくりがなくては淋しいです。
田舎でも女性はいろいろとグループに入り畑作りをしながらもダンス。舞
踊、軽スポーツ、写真、俳句川柳、手芸など楽しんでいますが、男性はど
うも苦手なようです。もちろん囲碁やカメラなどされて居る方も居ます。
しかし辛いのは、病になったり、認知症で介護が必要になるときが訪れる
やもしれません。先日亡くなられた」Tさんのおねえさんのように突然死と言う
こともありうるわけです。
金銭の問題、最後の住まい(施設が殆どの今)、不動産(持ち家)、お墓
等後の事がまた大変です。
いつ遺言を書くか、わたしの友達の中にはご主人が亡くなられてから、
自分の遺言は、銀行の貸金庫に、そして生前葬も済んだと、子どもがない
ためお墓もお寺で永代供養にしてしたということでした。準備万端です。
わたしなどや「尊厳死宣言」だけは用意ですが、・・・・
今や「生きるもひとり死ぬのもひとり」の世の中かも。突然死が尾を曳いて
いるのでしょうか。