志摩市民族資料館1周年記念の企画として、今「円空さんと志摩」が開催
されています。図書館」へ行ったら丁度ギャラリートークが1時半から行なわれる
とのことで参加しました。講師は元奈良県立美術館の学芸員の赤川氏です。
40名ほど集まったでしょうか。企画展は11月1日~12月1日
展示されているものは、 円空さんが志摩を訪れた延宝2年に造られたとされ
ている御本尊の薬師如来を中心に日光、月光菩薩3体(これはわが町に在り)
聖観音立像(志摩市)、十一面観音立像(写真パネル、津市)
紙本墨書大般若経絵巻(大般若経の中の数々、実物8点)
大般若経は600巻も在り、円空さん描く絵巻には釈迦像を中心に
右横には高い笈を背負った仏像が描かれています。多くの経典が入って
いると・・・・
円空さんと言えば江戸時代、美濃に生まれた行脚僧と呼ばれ、美濃から
北海道に至るまで各地で土地の木材を使って仏像を彫った、その数12万体
とも言われているそうです。
赤木氏の話も面白く「女性は仏教では救われない」とされていたが、自分の
家をお寺に寄進することで救われる、とかロダンの彫刻より先に円空の彫刻
があったなど・・・・・彫刻のあり方なども説明されました。
1時間半程のギャラリートークでしたが普段あまりかかわりのない話でした
が勉強させていただきました。