従妹Tさんの姉のSさんが亡くなって1年が経ちました。昨年12月に
石碑も建立され法要も行なってあるのですが、亡くなったのは1月10日
でした。
今日はTさんと姪のMさんの3人でお墓参りをしました。わたしの地区では
なく町内の別の地区です。Sさん(満79歳)が亡くなったのは急死でした。
独り暮らしで、1~2日知らずでした。近くに住む姪のMさんが不審に思い
様子を見に行ったら、倒れていたということでした。虚血性心疾患と言うこと
でしょうか。時すでに遅く救急車ではなく警察(孤独死)の検視となったので
した。
年令としてはわたしの1歳上でしたから、行年は81歳でした。女性の寿命
としては少し早いです。病まずに逝ったことは当人にとってはよかったのか
もと思いますが、・・・・・最近は子どもが居ても一人暮らしの多い時代です。
このようなこともかなりあるのではと思います。
12月の文芸春秋(総合誌)の作家の五木寛之氏が「うらやましい死に方」
の応募795篇の中から30篇をえらんで掲載していますが、みんな穏やかな
すばらしい死に方です。しかし我が身に置いてみた時どんな死に方をするか
さっぱり分からないです。哀れな死に方だけはしたくないと思っても・・・・
病気になって苦しむか?ガンに侵されたとき、治療を拒み尊厳死を望んで
も上手くいくか?なかなか生が自分では選べないのと同様死も自死でない限り
選べないです。
「生老病死」は平家物語の冒頭の言葉に.
祇園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり沙羅双樹の花の色盛者必衰の理
をあらわす、おごれる人も久しからず、只春の夜(よ)の夢のごとし。たけ
き者も遂にはほろびぬ、と・・・・・・
また小学校のときにならった「修行者と羅刹」で
いろはにほへと ちりぬるおわか の解説として
( 色は匂えど 散りぬるを ) ( 我が世誰ぞ 常ならむ )
匂うがごとき 喜びや楽しみも 人の世の移り変わりを誰がとどめられようか
すぐ散ってしまう
全てこの世の諸行無常の様をあらわしています。
ただ確実なのは誰にも死は訪れます。どんな死でも受け入れて旅立つ
ことと思います。