東京の九段に建てられている靖国神社への安倍総理の参拝が問題化して
います。
靖国神社には現在、幕末の嘉永6年(1853)以降、明治維新、戊辰の役(戦争)、
西南の役(戦争)、日清戦争、日露戦争、満洲事変、支那事変、大東亜戦争などの
国難に際して、ひたすら「国安かれ」の一念のもと、国を守るために尊い生命を捧げ
られた246万6千余柱の方々の神霊が、身分や勲功、男女の別なく、すべて祖国に
殉じられた尊い神霊(靖国の大神)として斉しくお祀りされています。
田舎では太平洋戦争で家族をなくされた遺族が車を仕立てて靖国参りを
しています。わたしの父母も姉も1度は靖国へお参りしています。わたしは
まだお参りはしていません。2人の兄の名は刻まれてはいるでしょうが、骨
はビルマの地に眠っているでしょうし、靖国かビルマかと言えばビルマの地
に行きお花の一つでも供えたい思いです。
総理の問題は戦争責任者のA級戦犯も合祀されていることに各国(韓国・
中国・またアメリカまで)が国交問題として「けしからん」と・・・・亡くなったら
全て神格化?とのことからか合祀されているのでしょう。
親鸞聖人は「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人にをや」悪人正機説
つまり善人でさえ往生できるのだから、悪人はいうにおよばないということです。
これらから言えば合祀されていてもとは思いますが、靖国は無宗教での祀り
です。政治的には特に中国、韓国に至っては日本の侵略を受けた国として、
戦争責任者の祀っている靖国へのお参りは許せないのです。
私自身は総理が靖国にしろ、世界各地の戦禍地、慰霊碑などへのお参
りは然るべきこととは思いますが・・・・・・