今日のシネマ
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1997年 アメリカ
雪深い静かな田舎町に住む警官ウェイド。
子供の頃はアル中の父の暴力に怯え、妻とは離婚していた。
弟は町を出て大学教授になっていた。
ある日、州の組合幹部が狩りの最中に事故死する。
しかし、その背後に陰謀があると疑った彼は独自に調査を開始する。
ウェイドにとって、この事件の解決はこれまでの人生を取り戻す契機になるはずだったが……。
「タクシードライバー」「レイジング・ブル」の脚本家ポール・シュレイダー監督による人間の心の闇に迫る問題作。 (TSUTAYAより)
連日のように犯罪事件が報道されていますが ニュースで流れる事件を知る度に
被疑者、或いは犯人が育ってきた環境が その人物に与えた影響の大きさを想像してしまいます。
小さい頃に受けた傷は 思春期などの大切な時期を迎えたとき、なんらかの形で爆発したり
それまでガマンしてきた想いが溢れ出たりする・・・
この映画に登場するウェイドもそんな辛い過去をずっと引きずってきた一人でした。
物語が進むに連れて 暴走していくウェイド。
弟の冷静さが 尚更 兄の狂気を際立たせているように見えました。
ウェイドは ニック・ノルティ 。
弟のロルフには ウィレム・デフォー 。
他に ジェームス・コバーン 、 シシー・スペイセク といった名優も出ています。
一緒に育った兄弟だけど まともに影響を受ける長男と それを見ながら要領よく良く生き抜く弟とでは
未来が変わってきちゃうものなのね。
なんとなーく わかるような気もする・・・・