今日のシネマ
2004年 イギリス映画
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夫のたび重なる暴力に耐えかね、祖母と幼い息子フランキーを連れ、逃げ出したリジー。
以来3人はスコットランド中を転々としながら暮らしていた。
そうした事情を知らずに育ったフランキーはいまや9歳となり、まだ見ぬ父への想いは強まるばかりだった。
そんなフランキーに、“父親はアクラ号で世界中を航海しているので会えないの” と説明するリジー。
彼女は父親のフリをして息子宛の手紙を書き続けていた。
そんなある日、本当にアクラ号という船が彼らの港町に寄港することに。
喜ぶフランキーを前に、リジーはある決断をするのだが…。(TSUTAYAより)
ツタヤさんのイントロダクション、この通りの内容でございます。
まず言いたいのは・・・これがイギリス映画で本当に良かったってこと。
ハリウッドで作られてたら じわじわと心に沁み込んでくる感じが 半減されてたかもしれないから。
それと・・・それぞれの配役が素晴らしい。
だいたい映画って あの人はいいんだけど こっちがねぇ・・・って
チャチャ入れたくなるのが必ず一人はいるもんだけど
この映画に関しては パーフェクトじゃないでしょうか。
もちろん 観る人の好みもありますが 私はベストキャスティングだと思いました。
何気ないシーンに たくさん愛を感じ、それが全て余韻のあるものでした。
こんなきれいな嘘なら 悪くはないな、って素直に思えたし。
ママのリジー役は エミリー・モーティマー 。
ニセの父親を演じるのは ジェラード・バトラー 。
しかし・・・・子供っていうのは 親が考えているよりずっと大人だったりします。
ドキッとするくらい冷静に観察し、分析しています。
時には上から目線ではなくて 同じ方向を見て立ってみると
今までとは違った我が子を感じられるかもしれないね。