今日のシネマ
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昨日、Englishが終わった後、急いで劇場へ。
すごかった・・・・
2009年に実際に起きた、ソマリア沖海賊襲撃事件を描いています。
余計な描写が全くなく、自分がキャプテンと同じ極限のスリルを味わうことになる134分間。
これは、気が小さい人とか、気持ちが萎えてる時などは観ない方がいいかもしれません。
トム・ハンクス の演技が素晴らしいのは今さら何の説明もいらない。
とにかく驚いたのはキャプテンを拉致した4人の海賊たち!
この人たち、何なの?ってくらい迫真の演技、・・いや、あれは演技じゃない、もうそれを越えてます。
この映画がすごいのは、海賊をただの悪者として終わらせずに
何故彼らがそうしなければならなかったのか、を ちゃんと伝えているところだと思います。
これは世界の不公平の元に起きた事件なのです。
だから、ラストシーンで流した涙は、極限から脱することができたキャプテンの余りにもリアルな姿・・
だけじゃなく、辛くてやるせない気持ちも多く占めていました。
手放しで喜べない、この想いの置き場に、放心状態でエンドクレジットを見送っていた自分。
グリーングラス監督は元ジャーナリストでドキュメンタリー作家。
その経歴が随所に生かされた映像だったと思います。
とにかくすごい映画でした。
手持ちカメラ、海の上・・・ということで乗り物に酔いやすい人もご注意を。(私は船酔いしました)