" 朝起きて、
今日も一日よろしくお願いします。
と、手を合わせ、
いいことをして、悪いことをしない。
そして、夜、何事もなく、
無事に終わったならば、
神さん、仏さんにありがとうございました。
と感謝をすること。
これが立派な信仰だと思うのです。” (「はじめに」より抜粋)
1300年の歴史の中でたった二人、
荒行中の荒行と言われる千日回峰行を満行した人がいます。
北嶺大行満大阿闍梨こと酒井雄哉師 と 塩沼亮潤大阿闍梨。
後者の塩沼亮潤さんはその後、四無行も満行し、仙台市秋保に慈眼寺を開山。
そこで今度は八千枚大護摩行を行いました。
この本はその大阿闍梨と曹洞宗大本山總持寺元貫首である板橋興宗師の対談になっています。
「感謝の心」「反省の心」「敬意の心」
言葉で言うのは簡単だけど、辛く苦しい行を全てやり遂げた大阿闍梨良潤さんから聞くと
スッと背筋が伸びる気がして、今後、何度も読み返して自分を戒め、奮い立たせたくなる内容でした。
読んだのはもう数ヶ月前なのですが、今でもすぐ手の届く所に置いてお守りみたいにしています。
いつか法話会に参加して直に生き仏のお話を聞きたいです。