毎日がHappy気分♪

映画大好き!山が大好き!ビーズもバラも好き!!
そんな私の日常を気ままに綴った日記です。

いつもと変わらない日

2016年09月17日 | パパの病気

 

「残念ですが、今回は悪いものが見つかりました」

 


先生の言葉を聞いても

私は大きなショックはありませんでした。

昨年より数値が上がっている、と生検前に聞いた時点で ”もしや” という思いがあったからです。





昨日、先日行われたパパの生検検査 の結果を聞きに行ってきました。

前立腺ガンは評価の仕方がちょっと変わっているらしく

パパのグリソンスコアは 10段階(10が一番悪性度が高い)中 「7」。

・・・聞いて最初はちょっとドキッとしましたが 最低は1ではなく「6」だそうで

なぁ~~んだ! じゃあ、全然大丈夫じゃん、と 安心しようと思っているところへ畳みかけるように先生の説明。


「でもあくまでも 初期は 6 なので、ジュリアさんのご主人の場合は 7、つまり中期となります。」


あ・・そうなんですか・・・

先生の話によると、前立腺ガンは男性にとても多いガンですが、

発症年齢が他の人に比べ早いこと(パパは60歳)、そしてリンパ節や骨に転移しやすい、ということで

まずは他への転移がないかどうかの検査をこれからやっていくそうです。

万が一転移が見つかった場合、手術も放射線もせず、薬物療法で 「病気と付き合っていく」 覚悟をする。

でも、転移がなければ根治を目指すため、手術か放射線を選択する。


この場合、患者さんが高齢の場合は 本人への負担が少ない、ということを一番に考えるが

パパはまだ若いので、一時的に多少のダメージがあっても あくまでも 「根治」 を目指し治療を行う。

ここで先生が勧めたのは、「ロボット手術」 というものでした。

ロボット・・・と聞いて、私の脳には C3POがパパのお腹を切ってる姿が浮かんでしまったのですが

そうではなく、腹腔鏡手術の一つだそうです。

まあ、それに関しては、私たちは詳しい説明を何も受けていないので

まずは それができる状態であること(つまり転移がないこと)を確認するための検査をするのが先決。

 

実はパパは、自分にそういう診断が下されるとは思っていなかったらしく、けっこうショックを受けている様子でした。

そりゃそうだよね・・・

今ではずいぶん耳慣れた 「前立腺ガン」 ではあるけれど、ガンに変わりはないものね。

パパにはスケジュール帳をチェックする余裕が見受けられなかったので

今後の検査の日程は、全て私が自分の手帳を見ながら先生と決めていきました。

”自分の” 手帳・・・そう、だって、私には私の予定があるもの。

優先できるもの、そうでないものを一瞬で判断してテキパキと決め、次々と質問をする冷静な私に

「奥さんすごいですね」 と先生。





30代後半でガンになった経験がある私。

あの時は 自分がそんな風になるなんて思ってもいなかったので

一人で病院へ行き、一人で 「進行ガン」 の告知を受けました。

余りのショックで涙が止まらず、どうやって家に帰ってきたのかも思い出せません。

でも1ヶ月の入院、開腹手術、抗がん剤治療 を乗り越え、20年経った今でもこんなに元気に生きています。

その経験があるので、私はすごく冷静でした。

絶対に根治できる、と。





ブログにこんなパーソナルな内容をあげていいものかどうかちょっと悩みましたが

この場所の意味は、私の日常を綴り残すことなので

パパの今後の治療について しっかり記録し確認していくためにも記すことにしました。


「毎日がHappy気分」 というタイトルなのに unhappy な内容が増えちゃったらごめんなさい。

でもそれは今に始まったことじゃないしね。


私の座右の銘である

”人生苦あれば 楽あり”

今こそ、この言葉を噛みしめよう。



 

昨日、パパの病院に行く前に立ち寄った公園で出会ったシオカラトンボくん。

もう秋だね。



私の日常はいつもと変わらない。

ただ、夜、布団の中に入ると 色々頭を過って弱気になったりもする。

暗闇の負の力ってすごいな。

まあ、翌日になれば また元気百倍になれる自信はあるけどね。



「ああ、前立腺ね、私の周りにもなってる人いっぱいいるよ。平気、平気! 心配ないって!」


簡単に言わないで欲しいです。

人はそれぞれ違う身体と心を持っています。

病院も医師も違います。

ガンと言われて ショックを受けない人はいません。

例えそれが初期の初期だとしても誰だってガンになんてなりたくない。

一つずつ、心の整理をし、折り合いをつけながら治療をしているんです。

ガンの怖さ、大変さは ガンになった人しかわからないと思います。

だから、たとえそれが応援の意味であったとしても こちらはいい気持ちはしない、ってこと書かせてもらいました。

 


なんちゃって。

ごめんなさい。

ちょっと肩に力入れすぎちゃったかな。

明日もたくさん笑えますように。



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