今日のシネマ
2015年 イギリス
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ああ、どうしよう・・・
エディ・レッドメイン が凄すぎて言葉が出ない・・・
本当に、本当に、すごい映画観ちゃった。
『ラ・ラ・ランド』 であんなに盛り上がった自分をちょっとこっちに置いといて、
この映画、私の今年のベスト1になるかもしれない。
世界で初めて性別適合手術を受けたリリー・エルベの実話を描いた伝記ドラマ。
1926年、デンマーク。
風景画家のアイナー・ベルナーは、肖像画家の妻ゲルダに頼まれて女性モデルの代役を務めたことをきっかけに、
自身の内側に潜む女性の存在を意識する。
それ以来「リリー」という名の女性として過ごす時間が増えていくアイナーは、
心と身体が一致しない現実に葛藤する。
ゲルダも当初はそんな夫の様子に戸惑うが、次第にリリーに対する理解を深めていく。(映画com.より抜粋)
今でこそ、トランスジェンダーと言う言葉はあちこちで取り上げられ、理解も増えてきたけれど
この時代、それを内に秘めて生きていた人たちはどんなに辛かっただろうと・・・
男と女の間で揺れ動く心情を エディ・レッドメインが 完璧に演じてくれました。
私は終始胸が張り裂けそうな思いで辛くて辛くて・・・
そして、奥さんのゲルダの気持ちも痛いほど理解でき、
二人の心の機微に、私も揺れ動き通しでした。
『レ・ミゼラブル』 の時は それほどエディに強い思い入れはなかったものの、
2015年に彼は 『博士と彼女のセオリー』(な、なんとまだ観てなかった!)でオスカーを取っています。
2016年、ディカプリオがやっとオスカーを取って嬉しかったのは事実だけど、
今、この作品を観た時点で、もし私が一票持っていたら間違いなく主演男優賞はエディに入れる!(レオ様ごめん・・)
とにかく、もう、言葉で言い尽くせないほど彼が素晴らしかった。
こんなにすごい俳優さんだったんだ。
それに気づくことができて良かった。
本当に観て良かった・・・
奥さんのゲルダは アリシア・ビカンダー(彼女はこの映画でオスカー取ってます)
手術を行う医師に セバスチャン・コッホ
エディは原作を読み、どうしてもこの役をやりたいと直談判したそうです。
それが叶い、アイナーとリリーを見事に演じ切りました。
俳優という職業を羨ましく思ったし、
人の人生を、こういう形でなぞることができるって本当にすごいことだと感じました。
映画って・・・映画って・・
やっぱり素晴らしいっ!!
内容は辛くて悲しいお話だけど
彼らが記録を残しておいてくれたお陰で 今がある、と思います。
知ることは大切なこと。
そして、きっと後世の誰かを救い上げる一助になっている、と・・