今日のシネマ
2017年 日本
この映画は富山に住む軽度の知的障がいを持つ真白という女の子が
東京からやってきたフリーカメラマンに恋をするお話です。
小さい町なので、そこらへんの人がみんな真白のことを知っています。
それは奇異の目で見るってことじゃなくて、みんなが彼女を見守っている感じ。
だから、見かけない男が彼女と話をしているだけでみんなが心配になります。
実はそのカメラマンは彼女が知的障がい者だと気づきませんでした。
ピュアな普通の女の子だと思っていました。
だけど、守っていたはずの 家族や周りの人たちが
どんどん真白を普通じゃない方に押しやって、
狭い世界に押し込んでしまっている感じがしていたたまれませんでした。
私は家族側の人間だから すごくその気持ちがわかるから尚更。
ましてや真白は女の子だものね。
何が正解で何が間違いなのか 私にはわからないけれど
真白が彼に恋をしている姿はとても美しいし、ガンバレって応援したくなりました。
でも、つい先を想像して 辛いことになるならやっぱりこれ以上は、
って思っちゃう自分もいて複雑でした。
悲しいけど。
私は、二男が 「結婚して家庭を持つ」 なんてことは全く想像できないし
実際そんなことはありえないと思っています。
それはパパも同じだと・・・。
だから先日、Eテレで
「愛する人がいればこそ~知的障碍者の恋愛・結婚・子育て~」
という番組を見て衝撃を受け、なんだかわからないけれど泣いてる自分がいました。
”真白” っていい名前だなぁ。
女の子がいたら付けたかったな。