毎日がHappy気分♪

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そんな私の日常を気ままに綴った日記です。

『アーモンド』

2021-01-30 04:23:33 | 本でハッピー♪

ソン・ウォンピン 著

矢島暁子 訳

 

2020年 本屋大賞 翻訳小説部門1位

 

扁桃体=人間の情動、感情の処理と直観力、恐怖、記憶形成、

痛み、不安や緊張 について重要な役割を果たしている脳の部位

その形からアーモンドと呼ばれる

 

主人公のユンジュは生まれた時から

扁桃体(アーモンド)が小さかったために

喜怒哀楽を感じることができない

怪物なんて呼ばれてる

私たちがごく普通に感じている様々な感情・・・

それが無いって、想像できます?

 

私は、 少し解っちゃうんです

何故って・・・

うちの二男は自閉症スペクトラムの中にいて

対人希薄で想像力の欠如のため感情表現というか、

感じ方そのものが ”変” だから

そんな息子のことが少しでも理解できたら、と

この本を手に取りました

 

読み終えて、似てたり共感できる箇所もあったけど

やっぱりうちの子とは違うところが多かった

でも、ユンジュのお母さんの気持ちが 痛いほどわかったし、

ストーリーとしてもとても面白く、

なにより、扁桃体と感情の関係がわかっただけで

この本を読んだ意味があったと思います

 

脳って不思議ですよね

時々息子の頭をパカって割って

中を見てみたいと思うんです

いや、見たってわからないけど・・・

 

小説の中のユンジュはもう一人の怪物 ゴニ によって

少しずつ成長します

扁桃体が大きくなるってことではなくて

経験からいろんなことを学んでいく、という意味

経験から学ぶ・・というのは脳のどの部分の作用なんだろう

息子にもゴニみたいに刺激を与えてくれる人がいたらいいな、と

思ったりしました

 

パパさんにも読んでほしくて

無理矢理 渡しました

感想聞くのが楽しみです

 

 

 

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