毎日がHappy気分♪

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そんな私の日常を気ままに綴った日記です。

◆靴ひも◆

2022年10月15日 | 映画でハッピー♪

 今日のシネマ 

2018年 イスラエル

◆俳優の名前をクリックすると詳細が見れます◆

 

発達障害のある息子と一度は家族を捨てた父親が約30年ぶりの共同生活を送る中で

戸惑いながらも互いに思い合い成長していく姿を描いたヒューマン・ドラマ。

主演はネヴォ・キムヒとドヴ・グリックマン。

監督はイスラエルのベテラン監督、ヤコブ・ゴールドヴァッサー。

エルサレムで自動車整備工場を営むルーベンは、

30年以上前に別れた妻が交通事故で亡くなったとの知らせを受ける。

妻が面倒見ていた一人息子のガディには発達障害があり、一人暮らしが困難なため、

受け入れてくれる施設が見つかるまで一緒に暮らすことに。

ガディには日常生活において彼なりの様々なこだわりがあり、

長年疎遠だったルーベンは戸惑うばかり。

それでも少しずつガディとの生活に慣れ始めた矢先、

ルーベンは末期の腎不全で人工透析が必要と診断されてしまうのだったが…。
                          (TSUTAYAより)

 

ブロ友の くぁんみぃさん が紹介されていた映画です
(くぁんみぃさん ありがとうございます 8月中旬鑑賞・・やっと8月まできた~)

イスラエルの映画って 今まで観たことあったかな

記憶にございませんが、とにかく泣きました

毎度書いている通り、障がい関係は どうしても我が子のことを思いつつ観ちゃうので

 

「発達障がい」 や 「自閉症スペクトラム」 など

実はなかなか診断の境界が難しく、

うちの息子は最初は「ADHD」と言われたのが「広汎性発達障がい」に診断が変わりました

今は「広汎性発達障がい」という診断名が無くなり

「自閉症スペクトラム」に統一されつつあります

 

??????

あ・・・すみません わけわかりませんよね  

そんなことは置いといて 映画の話に戻します

 

何が言いたいか、というと、この映画の主人公のガディは 発達障がい、ということになっています

知能的にはボーダーなのかな、と思うのですが

”人と関わるのが好き” なガディ・・ここがうちの息子とは大きく違う点

これってすごく大きいことなんです

人間は一人じゃ生きていけませんから

息子の対人希薄に、ず~~~~~~~~~っと ヤキモキしてきた私にとっては

ガディが羨ましくて仕方なかったです

 

日々のこだわりの強さとか、ルーティンを崩せない、とか

共通点もあって、それには共感しまくり

 

そんなガディのお母さんが事故で亡くなってしまい、

ずっと離れて暮らしていたお父さんが 突然彼の面倒を見ることになりました

30年ぶりのガディとの生活はお父さんにとっては理解できないことばかり・・・

そりゃそうでしょう

でも、戸惑いながらも 徐々に彼を理解できるようになり

自分がやっている自動車工場で働かせながら彼の純粋さに触れて心がほぐれていくのです

 

しかし、ここでお父さんに病気が見つかり・・・・という展開なのですが

ガディがお父さんを助けたい、と思う気持ちと 

お父さんがガディに負担をかけたくない、と思う気持ち

どちらもわかるので それがとても辛かった・・・

 

少し前に観た 『梅切らぬバカ』でも書きましたが

自分がいなくなった後の我が子をどうするか、を常に考えます

でも、私はガディなら大丈夫、と思いました

なぜなら、ガディは 自分が特別なサポートが必要だということを自覚していて

それを彼なりの言葉でしっかりと人に伝えることができるから。

それと、イスラエルの社会福祉制度について、よくはわかりませんが

映画を見る限り、ソーシャルワーカーがとても良い働きをしていて驚きました

こんな人がそばに居てくれたら安心だろうなぁ

日本はいったいどうなってるんだ・・・

 

ガディを演じているのは ネボ・キムヒ

お父さんは ドブ・グリックマン

ヤコブ・ゴールドワッサー監督自身もスペシャルニーズの息子さんをお持ちだそうです

これは、障がいを持つ子どもを残して老いていく親たちの

辛い思いを代弁している映画なんだと思いました

 

タイトルの「靴ひも」は

給付金の認定、腎臓移植の提供のための認定、その両方に関わるのですが、

それがなんとも皮肉というか・・・

でもその辺の絡ませ方が秀逸で、心に残る作品になりました

 

 

 

 

 

2022-53

 

 

 

 

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