今日のシネマ
2021年 日本
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音楽へのコンプレックスを持ちながら、京都の芸術大学に入学した漆原朔は、
ひょんなことから現代音楽研究会にひき込まれる。
しかし、そこには朔が音楽を遠ざけるきっかけとなった異母兄の貴志野大成と、
朔が憧れる大成の彼女・小夜がいた。
天才作曲家として注目される存在である大成、
そんな大成を一途に愛する小夜との間で朔は苦悩する。
子どもの頃からモノの形や色が音として頭の中で鳴っていた朔。
その能力が現代音楽を通して表現できることを知る。
そして朔と同じように自然の音を理解する女性、
浪花凪が彼の前に現れ、朔は秘めたその才能を開花させようとしていた。
(映画comより)
オープニング、すごく良かったんですよね~
京都の町で奏でられる様々な自然の音の世界
鴨川のせせらぎ、川面をなでる風、賽銭の音・・
もう~~、心持っていかれちゃった
原作は漫画だそうだから、そういう意味では映像ならではの演出でしょうね
しかし、
私にはそこが既にピークだったかも・・
話が進むにつれ、ちょっと思ってたのと違う方向へ
兄弟の確執とか、恋愛とか
いたってフツーの良くある話になっていった
せっかく現代音楽を題材にしているのだから
もっとそこを突き詰めて欲しかった、というか、
そもそも「現代音楽」ってものがよくわかってない私に
とことんその良さを見せつけて欲しかったというか
監督は 谷口正晃
主演の朔を演じたのは 井之脇海
元々ピアノが弾けるそうですね
だからキャスティングされたのかしらん
凪の役は 松本穂香
朔のお兄ちゃんには 山崎育三郎
京都の町は良かったなぁ
でも、映画には、もう一歩、入り込めない自分がいました
(あくまでも私の感想です 高評価の方もたくさんいます)
ミュジコフィリア=音楽に情熱を注ぐ者たち
という意味だそうです
(9月中旬鑑賞)
2022-57