今日のシネマ
2007年 アメリカ
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とってもいい作品でした。
何故 リストに入れたのかも忘れてたくらい
前知識なく観たのも良かったかな。
周りとコミュニケーションを取るのが苦手な主人公ラース。
隣に住む兄夫婦も そんなラースを心配してる。(特に義姉)
ある日、そんなラースが二人に彼女を紹介する。
それはなんと・・・
ネットで注文したリアルドールだった!!!
でもね、ふざけているんじゃないの。
ビアンカと名付けられたそのお人形は
紛れもなくラースの彼女。
戸惑う兄夫婦は カウンセラーに相談しながら
なんとかラースに話を合わせていく。
何が一番感動したかって
村の人たちの対応です。
こんな優しさってあるんだろうか。
この村の住人に 私もなりたい。
ラースは ちょっとずつ変化していきます。
それが こっちにも静かに伝わってきて
悲しいけれど うれしいラストにつながっていく。
これはパパと一緒に観たのですが
やっぱり二男に関わる会話に発展しました。
何でも障害として捉えてしまうのは良くないけれど
二男を育てる中で、医療を含むいろんな学習を重ねてきた私たちは
ラースと二男の共通点を無意識のうちに探してしまうんです。
社会性の乏しさや 触られることを極端に嫌う接触過敏・・・
ああ、こういうとこ、似てるねぇ、って
不思議に思うはずのラースの行動に
いちいち反応し、共感してしまうパパと私でした。
ラースは 『きみに読む物語』 の ライアン・ゴズリング 。
良き理解者の義姉に エミリー・モーティマー 。
美人のカウンセラーに パトリシア・クラークソン 。
人は日々成長します。
成長の仕方が違うだけで また、速度が違うだけで
ラースも 我が息子も そして私たちも
必ず何らかの成長、経験を重ねているはず。
だから 諦めてはいけないんだよね。
・・・そんなことを 改めて意識させてくれた映画でした。