先週末、息子のメンタルクリニックに行ってきました。
この日のカウンセリングは、息子が55分、私が5分ぐらい。
「最近の様子はどうですか?」
「不安が強いです。
高校が始まって、すごく頑張ろうとしているのは分かるし、本人も頑張っているのですが、心と体がついていかないというか、3日学校に通って、力尽きた感じです。
4日目に休んだけれど、コロナの罹患者が出て、高校自体が午後から休校になりました。
一週間の休校が明けて、午前中授業が始まったと思ったらまた罹患者が出て、今も休校中です。
〇〇にとっては、良かったのかもしれませんが・・・。」
「家ではどんな様子ですか?」
「不安が強くて、ゲームをしたり、YouTubeを観たりしているときはいいんですけど、そうでないときは、『ママ、どこにもいかんといて!』って、私が家にいるだけでなく、本当にすぐ傍にいないと不安みたいで、家事もやりにくくて、私自身もしんどいです。」
「そうなんですね。
自分の部屋で寝る話はどうなりましたか?」
「『無理!』の一言でした。」
「学校に慣れるまでは、しばらく不安が続きそうですね。」
朝方に、
「もう嫌や~!」
とか、
「うわ~っ!」
とか、大声をあげてうなされている息子の背中を撫でていることが未だによくあるので、息子が自分の部屋で眠れるようになるのはもう少し先のことになりそうです。
続く診察では、意外なことに
「調子はいい方です。」
と、息子は答えていました。
「でも、時々、なんて言ったらいいのか、具現化(言語化のことか?)出来ない気持ちになって、どうしたらいいのか分からない感じになります。」
というようなことを言っていました。
「そうですか・・・。
ご飯は食べれてる?」
「はい。」
「眠れてる?」
「寝すぎるぐらい。」
「カウンセリングでは話せた?」
「はい。」
「お母さんから見てどうでしょう?」
「高校生活が始まったばかりということもあって、不安が強いです。
学校が始まって4日目に力尽きた感じで登校出来なくなったのですが、その日から学校が休校になりました。
休校が明ける2日前ぐらいからすごく調子が悪くなるのですが、休校になって、また落ち着いてきて…という感じです。」
「緊急事態宣言も出てますしね、焦らずゆっくりいきましょう。」
「リスパダールOD錠0.5mg(2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠、」を処方され、次の診察は4週間後となりました。
頓服のランドセンは余ってきているので、今回は処方なしです。
高校生になったからといって、すぐに変われるわけじゃありませんね。
変わりたい!
頑張りたい!
との、息子の思いが分かるから、なんとかしてあげたい気持ちはあるけれど・・・。
負けるな~!!
と、ただただ心の中で応援するだけです。
同じことの繰り返しのような毎日に、時にはうんざりしてしまうこともあるけれど、それでも、息子は負けてはいないと思います。
不安と戦い、自分自身を受け入れながら、目には見えないけれど、血のにじむような思いをしながら息子の一歩が踏みしめられているように思うのです。